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ゆとりライフ

ゆとりで何が悪いの?ゆとり世代のイメージの正誤を、ゆとり税理士が答え合わせ

「あざとくて何が悪いの?」風のタイトルにしてみました。
(ちなみに一度も観たことはありません。)

私が「ゆとり税理士」を名乗り始めて10日ほどが経ちましたが、
Google先生で「ゆとり税理士」と検索してみると上位に表示されるように。(うれしい)

【ブランディング】今日から私は『ゆとり税理士』を名乗ります!!

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ゆとりという言葉から真っ先に「ゆとり世代」が思い浮かぶ方も少なくないでしょうが、
多くの場合にはゆとり世代=ネガティブなイメージに結び付けられています。

しかしそのイメージが正しいのかどうか疑問に感じる部分もありますので、
今回は「ゆとり税理士」の私が自分自身に照らし合わせて答え合わせをしたいと思います。

さっそくゆとり世代のイメージを答え合わせしてみよう!

ではさっそくゆとり世代のイメージの答え合わせをしていきましょう。

競争意欲が薄く、出世欲がない

なるほど。

これは私の場合は一理あるかもしれませんね。
(前職の税理士法人では上の役職に上り詰めたい願望はありませんでした。)

ただ私は競争意欲というか負けず嫌いの一面は持ち合わせており、
特に順位や合否という形で表れる定期テストや資格試験は割と好きでした。

一般論としては、
出世=仕事人間になる」というイメージが強いからではないかと思います。

自分の職場の上司が心も体も疲れ切っている印象だった場合には、
それを間近で見ている部下も「こうなりたい!」と思わないでしょうしね。

また後ほどお話ししますが、昔に比べて私生活を大切にするライフスタイルが
浸透しているのは間違いないはずですので、
若い世代ほど出世して仕事中心の人生となることを嫌がる傾向にあると思います。

(私もそちらに一票です。)

また家族像も昔とは変わっているように感じます。

かつての日本では旦那さんが大黒柱として稼いで、
奥様が専業主婦で内助の功として一家を支える家庭が一般的だったのでしょうが、
今では共働きが主流ですよね。

つまり仕事と家庭(育児)を男女で分業するというよりも、
程度の差はあれど、互いがオールラウンダーとして貢献することを求められます。

このような背景もあって、仕事オンリーの生活が現実的ではなく、
出世願望が薄れつつあるのではないかと私は予想しています。

怒られることが苦手で、ストレス耐性が低い

うーん、これも当たっているかもしれない…。

怒られ慣れていないというのは確かにあるでしょうね。

「体罰厳禁!」の時代になっていたので、学校の先生から怒られることはあっても、
絶対的な君主のように生徒に対して理不尽な仕打ちをする先生は
ほとんどいなかったように思います。

ただだからと言って体罰が横行することがあるべき姿とは思えないですし、
ストレス耐性が低いのであればストレスを溜めない、
あるいは回避する方法を考えたら良いのではないかと思います。

格闘技でも打たれ強い選手はガードが緩くなりがちで、
パンチを受けすぎることでドランカーになったり、
引退後に障害が発生することも珍しくはありません。(我ながらたとえがイマイチ)

また周囲から「無理がきく人」と認定されてしまうと、
結構な無理難題が降りかかってくるリスクも高くなります。

個人的には”怒られ慣れているか”やストレス耐性がどうこうよりも、
社会人としての責任感が備わっているかどうか』が重要だと思います。

責任感さえあれば、ストレス耐性が高かろうと低かろうと、
自分の性格に合った仕事の進め方を見つければいいだけでしょうからね。

反対にストレス耐性が低くて責任感がない人なら大変なことになりそうです。

また一方で上司世代に関しても、叱り慣れていない、
あるいは部下から嫌われたくないと感じる傾向が強くなっているのかもしれませんね。
(根拠のない想像に過ぎませんが…。)

失敗を恐れ、言われたこと以外やらない。指示待ち

これはどうなのでしょう。。

私個人としては、どちらかと言えば「とりあえずやってみよう」精神の持ち主なので、
正直なところあまり実感がありません。

というか私のようなフリーランスが「指示待ち人間」だったらおかしいですよね。(笑)

誰の指示を待っているのか哲学的な問いになりそうです。

一般論としてこのようなイメージを持たれるのは、
ゆとり世代が「相対評価」ではなく「絶対評価」の時代だったからでしょうか?

ただ「絶対評価」の方が個性を重んじるようなイメージがありますので、
少し違うかもしれませんね。

むしろ先ほどの怒られ慣れていない、ストレス耐性が低いことに関連し、
「言われたことだけやっていれば怒られないで済むから」という感じかもしれませんね。

となると、逆に怒られ慣れているのは指示を聞かずに自由に行動し過ぎた結果でしょうか?

こうやって考えるとどちらか一方に偏るのではなく、
いい塩梅でバランス感覚に優れていることがすごく大切なように感じます。

マイペースでプライベート重視

この辺りも先ほどの競争意欲や出世欲の低さと関連するのでしょうね。

私自身も「ゆとり税理士」と名乗っていることからも明らかなように、
まさにこのようなゆとり世代のイメージそのものなのでしょうが、
私生活を重視する価値観は、ゆとり世代というよりも若い世代全体に共通するものでしょう。

このような時代に伴う価値観の変容については、
過去の反省が投影されているのではないかと思います。

ゆとり教育の反省を踏まえて学校教育が「脱ゆとり」へ方向転換したのと同様に、
かつて仕事に明け暮れて私生活を犠牲にせざるを得なかったサラリーマン生活への
問題意識が反映された結果ではないでしょうか?

この辺りもどちらが正しいと考えるのかについては、
人によって価値観が違うでしょうし、世代によっても違うのでしょうが、

私個人としては、時代に合わせた価値観の変化として、
ある程度は必要な流れなのではないかと感じます。(もちろん限度はありますけどね。)

効率重視で無駄を嫌う、ドライ

これはむしろ「ゆとり」のイメージではないように感じるのは私だけでしょうか?
(「ゆとり」ってこんなストイックな印象ありましたっけ??)

そう思ってネット記事を読み進めてみると、
なるほど、「飲みニケーションなど不必要な付き合いを避ける」という意味のようですね。

それであればまさに私はピッタリ当てはまるでしょう。(笑)

ただ私の場合は飲みニケーションの必要性も感じてはいましたので、
お誘いがあれば断るようなことはありませんでしたし、
会社のオフィシャルな飲み会にはもちろん出席していましたよ。(言い訳)

飲みニケーションを嫌がる世代としては、
日本全体で上司や先輩に気を遣う文化が社会や教育の現場で薄れていることも
要因としてはあるように感じます。

私も昔がどうだったかはわかりませんが、
話しかけることすら勇気がいるような怖い存在はきっと少なくなっているでしょうし、
学生時代も社会人生活でも友達感覚の優しい先輩が増えているような気がします。

きっと上司世代も自分が若手の頃は飲み会に嫌々参加していた人も多いのでしょうが、
現代との違いはそれを口に出して断りやすい時代なのかどうかではないかと思います。

ちなみにコロナ禍で会社の飲み会が自粛となったことによって、
今までは嫌がっていた飲みニケーションの大切さを実感する若者も多いみたいですよ!

リアルのコミュニケーションが苦手で、対面で意見を言えない。報連相ができない

これは痛いところを突かれましたね。

報連相については、私ひとりで抱えることにリスクを感じることも多かったので、
できるだけ信頼できる上司や先輩に相談するようにしていましたが、
対面でのコミュニケーションが得意じゃないというのは当たっています。

(一般的なゆとり世代が苦手なのかどうかは実際のところはわかりませんが…。)

ゆとり世代以降の世代についてはデジタル世代なので、
メールから始まり、LINEやSNSでやり取りをすることが圧倒的に多く、
対面や電話など、「口頭で伝える」ことを苦手としているのかもしれません。

先ほどの飲み会が苦手なのもこういったところに理由があるのかもしれませんね。

ちなみに私自身も「メールと会ったときの印象が違う」って言われたことあります。(笑)

こちらが今回の記事の中で一番響いた内容かもしれません。

真摯に受け止めて参ります(´・ω・`)(←全然真摯じゃない)

インターネットやデジタル機器に強い

これは誰と比べてなのかによるのでしょうが、
上司世代に比ればネットやデジタル機器には慣れ親しんでいるでしょうね。

私の時代でも大学はパソコンが必須であり、
レポートは基本的にWordやExcel、パワポで作ったものをメールで提出していました。

ただ最近(?)の大学生はタブレットを使っている人が多く、
むしろWordやExcelなどには馴染みが薄い場合も多いと聞いたことがあります。

いずれにせよ10年あればデジタル機器などはガラッと変わってしまうでしょうから、
自分よりも若い世代の知識について行けない現象はこの先も続いていくのでしょうね。
(私自身もついていけてるのか怪しいですが…。)

まとめ

今回はゆとり世代のイメージについて答え合わせをしてみました。

私自身が当てはまっているものもそうでないものもありましたが、
一般的にゆとり世代というよりも「最近の若者は~」的な論調だと感じます。

一世代や二世代も年齢が違えば、
その間の時代の流れによって価値観やライフスタイルは変化していきます。

きっとゆとり世代が上司の年代になっていけば、
同じように「最近の若い者は」って言うんですよ。(笑)

なのでどちらの考え方が一方的に正しい、間違っているというものではなく、
上手にバランスを取っていくことが一番なのかなと感じました。

お後がよろしいようで。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれのゆとり税理士/中小企業診断士です。 こちらのブログでは、私自身の事務所経営や日々の生活で感じたことを自由気ままに綴っていきます。

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