てん(あなた)とてん(私)を結ぶ

せんブログ

ゆとりライフ 雑談のようなお話

独立して初めて”現金手渡し”で報酬を頂いたことによって感じた「アナログ」の良さ

現在は確定申告時期の真っ只中にありますが、
先日、申告内容のご報告をさせて頂いた際にその場で報酬を”現金手渡し”で頂きました。

元々お会いする前に「当日お支払いします」とご連絡頂いていたので、
びっくりしたというワケではありませんが、

独立してから手渡しで頂くことが初めてだったため、これまでとは違う感覚を覚えました。

今回は対面で直接現金を支払う、受け取ることの価値を考えてみたいと思います。

報酬を頂くことの「重さ」を実感

近年ではコロナ禍も相まってキャッシュレス化の流れが加速しています。

飲食店などの小売業ではまだまだ現金で支払う場面も多いですが、
それ以外の業種では銀行振込がもはや当たり前の状態になっていますよね。

特に最近はネットバンキングのような便利なサービスも浸透し、
パソコンやスマートフォンの画面から支払いを済ませることも可能な世の中です。

私自身もフリーランスのように働いている以上、利便性や効率性を追求しがちなのですが、
初めて報酬を手渡しで頂いた際、預金口座にお振込み頂く感覚とは違う意義を感じたのです。

その場でお金を頂くという行為自体、
お相手の方が身銭を切ってお支払い頂いていることを痛感させられますので

直言って居心地の良いものだとは思いません。

むしろ対面せずに支払いや入金ができる
「銀行振込」という仕組みのありがたみを感じる場面でもあります。

しかし多少の居心地の悪さを感じるような場面だからこそ、
頂く報酬に恥じない仕事をしなければならないと実感させられる瞬間でもあるのです。

便利さを追求するあまり、「機械的」な処理に落ち着いてしまうばかりでなく、
ときにはアナログな方法だとしても、「義理人情」が感じられるものも素敵だなと思います。

手渡しで「お支払いする・頂く」という行為は、
私にとってはキャッシュレスにはない”人間らしさ”を感じる一幕でした。

「○○レス」によって失われつつあるものの良さにも目を向けてみる

  • プライベートでは少しでもお得な生活を実現するために
  • ビジネスでは生産性や効率性を高めるために

様々なものが”ムダ”の象徴として削減の対象となってきました。

最近では「キャッシュレス」や「ペーパーレス」、「ハンコレス(脱ハンコ)」などが
ニュースやSNSでもよく目にするものだと思います。

これらは私自身も積極的に取り組んでいるものであり、
中でもペーパーレス化は最たるものと言えるでしょう。

しかしこれらの取組みによって削減されていく「アナログな方法」には、
デジタルの世界にはない「人間味」があるのも事実ではないでしょうか。

手書きの良さ、メールやSNSではなく手紙だからこそ伝わる気持ちもあるはず。

ハンコ文化に関しても、署名してさらに捺印までする意味があるのか、
法的な効力はあるのかが議論されていました。

しかし昔ながらの”アナログ”や現代の”デジタル”を「手段」として捉えると、
それぞれの先にある「目的」は別のところにあるような気がします。

  • デジタルは「効率性・利便性」を追求するための手段として
  • アナログは「人間的・情緒的」な生活のための手段として

私はこんな風に感じています。

なので前者から見れば「わざわざそんなことする意味があるのか」と思うことも、
後者からすれば「わざわざすることだからこそ意味がある」と感じるのではないでしょうか。

私も便利さを追求する働き方を目指していましたが、
だからと言ってアナログの良さを忘れてはいけないなと感じた次第です。

最後に

今回は報酬を手渡しで頂いたという経験から、私が感じたことを文章にしてみました。

色々な価値観が淘汰されるのではなく共有され、
古いものも新しいものも、それぞれの良さを発揮できる社会であると良いなと思います。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
他の記事もお読み頂けたら嬉しいです。

ブログ論

2021/5/13

【ご報告】ブログを不定期更新へ変更することにしました!!

ご無沙汰しております。 前回のブログ更新から1ヶ月以上が経過してしまいました。 完全な事後報告となりますが、当ブログを「不定期更新」に変更することにしました。 今回はその経緯についてお話ししたいと思います。

ReadMore

雑談のようなお話

2021/4/6

【ゆとりの告白】いまだに「先生」と呼ばれると、背中がむずがゆくなってしまう

突然ですが、私は「先生」と呼ばれることに慣れていません。 顧問先からも「先生」と呼ばれることがあるのですが、何だかそう呼ばれるたびに気恥ずかしい気分になってしまうのです。 「先生」と呼ばれることにも慣れていかないといけないなーと思う反面、普通に「さん付け」で話してもらえる関係性の方が向いてるのかなとも思っています。 今回は税理士の呼び方について、雑談のようなテーマでお話をしたいと思います。

ReadMore

税理士のお仕事

2021/4/6

自分の知らなかった世界を理解するのは、やっぱり楽しいものだ

先日、お仕事で新たな経験をさせて頂く機会がありました。 なかなか経験のない仕事だと手探りの状態で大変だし、慣れ親しんだ業務に比べて精神的な疲れも溜まりやすいですが、その仕組みを理解できるととても楽しく感じます。 やっぱり時々は新しいことに挑戦することが大切なんだなと実感した瞬間でもありました。 そこで今回は、税理士として新しいことを覚える楽しさについてお話ししたいと思います。

ReadMore

ブログ論

2021/4/3

【ゆとりのブログ論】わたしが素敵なブロガー、YouTuberだと感じる方々の共通点

現代においては情報発信のツールも「ブログ」や「SNS」、「YouTube」など非常に多岐に渡っています。 最近では「Clubhouse」という”音声版SNS”と呼ばれるサービスも人気を集めていますね。 これらの情報発信ツールも、使用目的によって向き不向きがあるのでしょうか、公私問わず、私自身が魅力を感じる発信者にはひとつの特徴があることに気がつきました。 私自身もそのような情報発信者になりたいという想いも込めて、今回はその特徴について掘り下げてみたいと思います。

ReadMore

事務所運営

2021/4/2

【消費税 総額表示義務化】弊所ホームページの編集がギリギリ間に合いました!!

春のセンバツ高校野球の決勝戦は劇的な幕切れだったようですね! コロナ禍の影響で甲子園は1年ぶりの開催となりましたが、甲子園やプロ野球など、やはりスポーツを観ていると元気をもらえます。 そんな中、以前別記事でもご紹介したとおり、4月1日から消費税総額表示が義務化されました。 各業界で対応に追われたことかと思いますが、私自身も事務所のホームページ改定が何とかギリギリ間に合いました。

ReadMore

あなたの1クリックが私のモチベーション
 ↓↓↓

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれのゆとり税理士/中小企業診断士です。 こちらのブログでは、私自身の事務所経営や日々の生活で感じたことを自由気ままに綴っていきます。

-ゆとりライフ, 雑談のようなお話
-, , , ,

error: Content is protected !!

Copyright© せんブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.