私が税理士事務所を開業して1年が経ちましたが、
今日から『ゆとり税理士』を名乗っていきたいと思います。
「ゆとり」って言葉にはあまり良いイメージを持たない方もいるでしょうが、
今回は「ゆとり税理士」にたどり着いた経緯について話してみたいと思います。
セルフブランディングとして、わかりやすい肩書きが欲しかった
私が勝手に拝読させて頂いている谷口孔陛先生は「めがね税理士」、
そもそもひとりで活動する税理士を「ひとり税理士」として
ブランディングされたのは井ノ上陽一先生が最初だと思っています。
そのような方々に肩を並べることはできませんが、
私も何かわかりやすい肩書きがあったら良いなあと漠然と思っていました。
本来であれば、「○○専門税理士」のように強みを全面的に押し出して
セルフブランディングできれば最高なのでしょうが、
残念ながら私にはそこまでの大層な知識や経験がないので却下。
悩みに悩んだ結果、たどり着いたのが『ゆとり税理士』だったのです!
『ゆとり』に込めた5つの意味
世代や年齢のイメージがつきやすい
「ゆとり」って聞くと真っ先に”ゆとり世代”が思い浮かぶのは私だけではないはず。
平成元年生まれの私が”ゆとり世代”に該当するのか微妙なところですし、
”ゆとり世代”という言葉自体がどちらかというと揶揄するような表現であることから、
私自身は”ゆとり”っていうワードにも良いイメージを持っていませんでした。
しかし一方で、「世代や年齢のイメージが浮かびやすい」というメリットもあります。
特に平均年齢が60歳を超えている税理士業界において、
年齢が近い経営者やフリーランスの方々に対しては、
「ゆとり」という言葉が年齢的な親近感に繋がってくれれば嬉しいなと思っています。
とっつきやすさが醸し出される(と思っている)
ただでさえ新規の方からご連絡して頂くのは心理的なハードルが高いのですが、
税理士の”お堅いイメージ”がよりその状況に拍車をかけているはずです。
そんな中で「ゆとり」というのんびりとした表現は、
きっとそんな心理的ハードルを下げてくれるのではないかと私は期待しているのです。
”気軽に聞きやすいイメージ”というのは作り出すことが難しいものだと思いますが、
そこへ「ゆとり」というワードが貢献してくれることを信じています。
「税理士 ゆとり」の検索結果で被らない
他の税理士と被っていないことも重要なポイントでした。
それこそ「相続専門」と名乗れるほどの実績があったとしても、
世の中には相続を専門としている税理士はごまんといるでしょう。
しかし「ゆとり税理士」を名乗るやつは私以外いません。
実際にGoogleで「税理士 ゆとり」と検索しても、
税理士が書くブログにたまたま「ゆとり」の文字があったとしても、
税理士本人が「ゆとり税理士」と名乗っているケースはありませんでした。
したがって「ゆとり税理士」のフィールドは超ブルーオーシャンなのです。
(エサとなる小魚1匹泳いでいないかもしれませんが…。)
「ひとり」と「ゆとり」で韻を踏んでいる
うん、これはタイトルの通りであり、それ以外あまり語ることもありませんね。
「韻を踏んでる=なんか凝った感じがある」
って思ってもらえたら良いなという後付けの理由です。
私の人生観、働き方が表現されている
実は最後の5つめの理由が私にとっては一番重要でした。
肩書きをつけるからには、
私自身の考えを表現できるようなものじゃないと意味合いが薄れてしまうと感じており、
”ゆとり世代”という理由だけで「ゆとり税理士」とつけるのは弱いなと考えていたのです。
ポイント
”ゆとり世代”という表現によって「ゆとり」というワードの商品価値が落ちましたが、
本来の「ゆとり」の意味は、物事や状態が窮屈でなく、余裕があることを意味する
ポジティブな言葉であることに気がつきました。
このような本来の「ゆとり」という言葉の意味は、
私が普段から目指す『心や体に余裕のある働き方』にピッタリ一致しているものであり、
税理士として、一人の人間として目指す生き方を表現する言葉として最適だと感じたのです。
(元SMAPの中居正広さんが設立した「のんびりなかい」と同じ感覚かもしれませんね。)
肩書きによって私自身の価値観を第三者へ発信でき、共感してもらえてこそ、
ブランディングの効果がしっかりと発揮されるはずです。
そういった意味で、私自身の人生の考え方が3文字で表現できる「ゆとり」という言葉は、
私の肩書きとしてはまさにうってつけだと実感できたのです。
最後に
今回は独立してから悩んでいた税理士としての肩書きについてお話ししました。
商品のない仕事だからこそ、自分自身でどのようなイメージを持って働くかは
結構大切なポイントではないかと思っています。
のんびりと、心にゆとりを持った生活を。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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