独立して税理士事務所を開業しました!
とお話しすると、「若いのにすごいねえ」という反応とともに、
「仕事をいっぱい取ってガンガン稼がないとね!」
と激励とプレッシャーを頂くことが多いです。笑
そういったお言葉はありがたく受け取っているのですが、
SNSなどを見ていても『独立する人=ドンドン拡大していきたい肉食系』というような
偏った情報で溢れているように感じます。
SNSのようなツールは人間の虚栄心を煽るような効果があるので、
特にそういった拡大志向を全面的に打ち出す情報が発信されやすいのでしょうが、
私は独立するにあたって拡大志向は必須ではないと考えています。
今回は独立することの意義を改めて考えてみたいと思います。
「独立=拡大志向」という先入観を捨てましょう
いつか脱サラして独立するぞ!
と目標を持って仕事に取り組んでいる人は
自ずと肉食系タイプの方が多くなってしまうかもしれません。
したがって
「独立したらたくさん仕事を取って、
法人化して人も雇ってどんどん規模を大きくしていきたい」
と野望を持っている人も少なくないことでしょう。
しかし独立という目標に向かって突き進むことと、独立後の方向性は全く別物です。
独立したからと言って拡大志向を持たなければならないかと言うと
必ずしもそうではないと思いますし、
「大きな仕事をやりたい」という志も必須ではないと思います。
たとえ拡大志向ではなかったとしても、
独立後に目指すべき姿さえ定まっていればそれで問題ないのです。
独立は『自分で働き方を選ぶ』ためにある
一企業の社員として働いていれば、
その会社の社風や方向性などにしたがって行動することが求められます。
ココがポイント
独立することの最大の意義は、
そのような方向性を自分自身で自由に設定できることだと考えています。
- どんな仕事をするのか
- どのような人をターゲットとするのか
- どれくらいの売上規模を目指すのか
- 1人でやっていくのか、誰かを雇うのか
こういったことは誰かに強制されるものではなく、
自分の得手不得手ややりたいことによっても選ぶことができるのです。
もちろん、選んだ選択肢が正解である保証はなく、
その選択の結果は100%自分に跳ね返ってくることにはなります。
しかしいずれにしても拡大志向の一択などではなく、
場合によっては仕事量をセーブし、
プライベートとのバランスを重視した働き方を選ぶこともできるのです。
ポイント
そういった意味ではフリーランスのような事業主として働くことによって、
雇用される立場に比べて家事や育児との両立もしやすい環境を
自分で作ることも可能だと思います。
実際にひとり税理士として開業している先生の中には、
ご自宅で育児をしながら活躍されている女性税理士もいらっしゃいます。
税理士に限らず、
『自分の目指す働き方を実現すること』こそが独立の醍醐味だと私は思います。
最後に
今回は拡大志向と独立することの意義をお話ししました。
拡大志向を持って独立することはとても素晴らしいことですが、
たとえ拡大志向ではなかったとしても、
「独立」は自分らしい働き方を実現するためのひとつの選択肢になります。
自分のペースで働けることも大きなメリットであるはずです。
是非ご参考ください。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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