皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。
金曜を迎え、来週からは6月に入ります。
緊急事態宣言が解除され、街中には人出が戻りつつあるようですが、
おそらくそれに伴って感染拡大も進むはずです。
感染状況と経済のバランスをいかに取っていくか、
政府や各自治体の長は非常に難しい決断を迫られていくことでしょう。
東京では感染者数が基準値を上回っていても、
次のステップ2へ進むことが小池都知事から発表されました。
ステップ1の結果が数字として表れる前の前進は果たして奏功するのでしょうか?
さて今日は資格試験の受験生についてお話をしていきたいと思います。
税理士試験や中小企業診断士試験は予定通り実施されるのか?
ご自身のキャリアのため、知識醸成のため資格試験に挑戦されている方は
大勢いらっしゃると思います。
今年受験予定である方々は、今とても苦しい時期を過ごしているのではないでしょうか?
・子供の休校、テレワークにより勉強時間が確保できない
・予備校が休校で通信講座もなかなか進められていない
・試験自体が実施されるか不透明の中、モチベーションが保てない
というように、例年に比べて満足に学習が進んでいない方が大半ではないかと思います。
特にモチベーションの低下は非常に大きいのではないでしょうか?
ただでさえコロナ禍の自粛要請や労働環境の変化、子供の休校などによる
ストレスにさらされており、その中で本当に予定通り実施されるかも
不透明な試験のために勉強するというのは簡単なことではありません。
ちなみに名古屋市では、休業要請の緩和を受け、
5月下旬から教室での講義が再開されているようですが、
全国のコロナの状況によって教室での講義解禁時期にもバラツキがあるようです。
子供の学習状況で頻繁に言われてきた『地域格差』というものは、
何も子供だけの論点ではありません。
資格試験に臨む大人たちも、その地域格差の渦中にいるはずです。
資格試験の延期状況は?
現在、延期が発表された国家資格試験については司法試験と司法書士試験が挙げられます。
司法試験については当初の試験日が5月であったため、
春先の感染状況を考えれば延期もやむなしという感じでしょうが、
延期後の実施予定日は8月中旬となっています。
司法書士試験については元々7月に実施される予定でしたが、
5月18日に延期が発表され、現時点では延期後の試験日は公表されていません。
しかし税理士試験や中小企業診断士試験については現時点では延期の情報はなく、
かと言ってまさに『3密』そのものである会場での本試験が
予定通りに実施されると信じていいのかもわかりません。
試験日が近くなってきてようやく実施可否の判断が行われたとしても、
直前の発表をもとに受験生にアジャストしろと言うのは非現実的だと思います。
また合格した科目が半永久的に有効である税理士試験とは違い、
診断士試験の場合は科目合格にも有効期限があります。
一次試験の科目合格の場合には合格後2年間、
一次試験を突破しても二次試験の受験資格は2年間しか与えられません。
その貴重な1年をこのような状況で消化させるのは余りに酷ではないでしょうか。
仮に実施するにしても、今年は上記の有効期間の消化としてはカウントしないなどの
臨時的な対応がなされるべきではないかと個人的には思っています。
コロナ禍は初学者にとって特に困難?
先ほど記載したとおり、現在は教室での講義も再開されていますが、
コロナの感染リスクを考え、通信での学習を継続している方もいるのではないでしょうか?
これは個人的な意見になるかもしれませんが、やはり自宅での受講よりも教室での受講の方が
勉強効率やモチベーションの維持を図りやすいと思います。
教室で実際に先生が目の前にいる環境の方が、
不明点をその場でパッと質問することもできますしね。
そういった意味では、コロナ禍は今年学習を開始した初学者にとって
特に受難となるのではないかと思っています。
こういう不測の事態の中においては、過去に受験経験があるか否かで
試験までの精神状態もだいぶ違うでしょうからね。
最後に
今日はコロナ禍での資格試験についてお話ししました。
受験生にとっては勉強時間の確保やモチベーションの維持など、
大変苦しい時期が続いていることかと思います。
しかしきっと同じように他の受験生も苦しんでいるはずなので、
「自分だけが遅れてしまっている…」と思い詰めないようにして頂けたらと思います。
そしてまだまだ先の見えない世の中ですが、試験の実施予定日を延期するのかどうか、
受験生のために早期に決断されることを願っています。
では今週もお疲れ様でした。
また来週お会いしましょう。
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