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【持続化補助金採択率29.4%の衝撃】補助金申請は先手必勝が鉄則!!【事業再構築補助金】

令和2年度の小規模事業者持続化補助金(第4回)の採択結果が発表されました。

第3回の段階で33.9%というダダ下がりの状態でしたが
第4回はさらに低い29.4%という結果に…。

今回の持続化補助金の採択率の推移を見ても、
補助金制度はまさに先手必勝、早い者勝ちの世界だと感じます。

現在、大注目の『事業再構築補助金』についても同様の傾向が見込まれることでしょう。

「持続化補助金コロナ特別枠」の採択率をおさらい

今回の持続化補助金コロナ特別枠(第4回)を含めた過去の採択率は以下の通りです。

  応募件数 採択件数 採択率
第1回 6,744 5,503 81.6%
第2回 24,380 19,833 81.3%
第3回 37,302 12,664 33.9%
第4回 52,529 15,421 29.4%

上表からもわかるように、第3回からの下げ幅があまりにも極端ですよね。

もはや第1回と比べると採択と不採択の割合が逆転してしまいそうな勢いです。

まだ第5回の採択結果は発表されていませんが、
第4回までの傾向を見るとここから大幅に採択率が回復することは考えにくいと思います。

私の方で補助金申請をサポートさせて頂いた事業者については
今回の第4回の申請で無事採択されましたが、

第3回、第4回に申請した方々にとっては狭き門であったことは間違いありません。

幸いにも持続化補助金制度は令和2年度も続いていきますし、
今回不採択だった方も再挑戦することができますので、

申請書をブラッシュアップしてリベンジしてみても良いかもしれませんね。

補助金制度が『先手必勝』である3つの理由

今回の持続化補助金における採択率の推移を見ても、
補助金申請は「先手必勝」がひとつのセオリーであると言えます。

そしてそのような傾向となる理由は大きく3つに分けられます。

後半になればなるほど制度自体がメジャーとなり、応募が殺到する

令和2年度の持続化補助金コロナ特別枠でも、
第1回の6,744件から第4回では52,529件と、7.7倍にまで拡大しており、

申請の回数を重ねるごとに応募者数が右肩上がりに増加することがわかります。

これは新設されたコロナ特別枠の制度自体がゆっくりと認知され、
また先に採択された事業者の口コミや申請代行業者の広告宣伝によって

応募件数の激増に繋がっているものだと予想されます。

いずれにせよ、応募件数が増えるほど競争は激化することとなりますので、
制度が始まって早い段階の方がライバルは少ないことは確実なのです。

国の予算には限りがあるため、後半になるほど調整弁が働く

補助金制度にはそれぞれ予算が割り当てられています。

ちなみに今回新たに始まる「事業再構築補助金」については
約1.1超円もの巨額予算が付けられることが決まっていますが、

補助金申請の回数を重ねていくほど、
与えられた予算を超えてしまわないように採択件数を絞らなければなりません。

特にコロナ禍で特別に用意された補助金については、
例年よりたくさんの応募件数に達することが見込まれるため、

後半になるほど、途中で予算が底をつかないように採択率を調整しなければならないのです。

ちなみに今回結果が公表された持続化補助金はさらに第5回が控えていますので、
それを待たずして第4回で予算を使い切ってしまうわけにはいかないというわけです。

このような事情から早めに申請を行った方が、
予算による採択率調整の影響を受ける可能性が少ないと考えられています。

回を重ねるごとに、申請書や審査する側のクオリティが高まっていく

新設された補助金制度については、
第1回目の申請の際には全員が手探りの状態で申請書を提出します。

しかし第2回、第3回と回を重ねていくごとにノウハウは蓄積され、
どのように申請書を書いたら採択されたかといった成功事例も次第に発信されていきます。

このような流れによって申請書のクオリティは次第に磨かれていくこととなるのです。

また磨かれていくのは申請書の内容だけでなく、審査する側の目も同様です。

数々の申請書を審査していく中で、審査する側の着眼点も厳しくなるでしょうし、
採択ラインは次第に高まっていくことが予想されます。

こういった背景から、申請が後半になればなるほど、
申請者に求められるクオリティも高くなってしまう傾向にあるのです。

最後に

今回は持続化補助金の採択結果とともに、
補助金制度が先手必勝の世界であることをお伝えしました。

3月から始まる事業再構築補助金についても既に情報が飛び交っており、
初回の申請受付開始からまとまった件数が集まることが予測されます。

しかし回を重ねるごとに競争は激化していくことには変わりないでしょうから、
申請を検討している方はぜひお早めに準備を進めるようにしてください。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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服部 大

服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれの税理士兼中小企業診断士です。 争いごとが苦手な、のんびり平和主義者です。 税務や補助金に関するトピックはもちろんのこと、ひとり税理士としての事務所経営の試行錯誤についても赤裸々に語っていきます!

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