第3次補正予算案の成立によって補助金界隈も賑わっています。
特に予算枠が1兆円を超える『事業再構築補助金』は大注目であり、
初回の申請受付が開始されると見込まれる3月に向けて情報が飛び交っています。
ところで事業再構築補助金には『GビズID』の登録が必要なのはご存知でしょうか?
この『GビズID』は登録までに時間を要するのでお早めに手続きしましょう。
『GビズID』って何?申請を委託する場合でも登録が必要です。
『GビズID』とはIDやパスワードで様々な行政サービスにログインが可能となるもので、
補助金の電子申請を行う「Jグランツ」や社会保険の電子手続きなどに活用されています。
今回新たに始まる事業再構築補助金については電子申請が必須となり、
そのためには「Jグランツ」というサービスから申請書を電子で提出する必要があります。
その「Jグランツ」を利用するために、第一に必要となるのが『GビズID』なのです。
「補助金申請は中小企業診断士などに委託するから自分は登録しなくても良いのでは?」
と思われる方もいるでしょうが、
他社に申請を委託する場合でも、申請者本人が『GビズID』を取得する必要があります。
したがって事業再構築補助金を申請しようと考えている方は、
『GビズID』への登録申請を早めに済ませておきましょう。
電子手続きの登録申請なのに結構アナログ!?印鑑証明も必須です!!
『GビズID』の登録申請は結構アナログなのです。
登録申請のための基本情報などはすべてパソコンやスマートフォンで入力できますが、
最終的にはそれを印刷、捺印し、さらには役所から取り寄せた印鑑証明書を添付して
郵送しなければなりません。
そして登録申請が無事に認められるまでには3週間程度はかかるとのこと。
特に事業再構築補助金が始めるということで登録申請が増加しているでしょうから、
多めに見積もって1ヵ月程度はかかるものだと想定しておくと良いのではないでしょうか。
つまり3月に開始すると言われている事業再構築補助金の申請を行う場合には、
事前に『GビズID』を取得しておかないと出だしからつまづいてしまう可能性があります。
補助金申請を検討している方も、『GビズID』への登録自体は無料で行えますので
とりあえず申請手続きだけ進めておいても良いかもしれませんね。
最後に
今回は『GビズID』登録の必要性についてお話ししました。
申請書を提出してからある程度日数を要するため、ぜひ早めに手続きを済ませておきましょう。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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