皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。
今日は夏のような暑さですね~。
名古屋の予想最高気温はなんと31℃!
6月初めで真夏日を超えてしまうなんて…。
室内でも熱中症になってしまうこともありますので、
こまめな水分補給など体調管理にはお気を付けください。
さて以前のブログ『請求システムの変更を検討中…』でも記載しましたが、
弊所からお客様へのご請求方法について進展がありましたのでご報告いたします。
『報酬自動支払制度』とは?
前回のブログでは、現在使用しているMisocaからマネーフォワードクラウド請求書へ
請求システムを変更することを検討していましたが、
熟考の末、その方向性について見直すことにしました。
現時点では以下のように変更する方向で、ある程度考えを固めています。
◆現状:Misoca
◆変更案:顧問契約のお客様(=継続業務)
→報酬自動支払制度
スポットのお客様(=単発業務)
→マネーフォワードクラウド請求書
では今回急浮上した『報酬自動支払制度』とは何かについてまずお話ししていきます。
報酬自動支払制度とは税理士協同組合が展開するサービス!
タイトルの通り、報酬自動支払制度は税理士協同組合が運営する
『税理士報酬専門の口座振替による自動集金サービス』のことです。
つまり毎月定額の顧問報酬をお客様へご請求する際に
その都度請求書を発行するのではなく、
毎月決まった日にちにお客様の指定口座から自動引き落としを行うサービスです。
したがって税理士側としては、
・請求書を発行する手間が不要
・自動引落しなので入金管理も不要
というメリットがあります。
また報酬をお支払い頂くお客様にとっても、
・支払い手続きを行う手間が省ける
・支払い漏れがなくなる(税理士側のメリットでもありますね)
というようなメリットがありますので、双方にとってプラスの面が大きく、
実際に利用されている税理士事務所も多いのです。
(私の前職の事務所でも同じようなサービスを利用していました。)
そして私が特に気に入っている点(まだ利用開始してないので期待している点)は、
・毎月の顧問料だけでなく、臨時の決算料にも利用が可能!
・口座振替前におけるお客様への事前通知(ハガキ)の種類が豊富!
・振替データがマネーフォワードクラウドと自動で連携!
の3つです。
では順番にお話ししていきますね。
決算料などの臨時業務にも使える!
税理士業務としては毎月の顧問料だけでなく、
年に一度の決算や年末調整などの報酬も都度発生することとなります。
毎月定額の顧問料だけでなく、そうした臨時的な請求についても利用できるという点で
報酬自動支払制度はメリットが大きいと思います。
お客様からすると、報酬の中に自動引落しのものと振込手続きが必要なものが混在すると
非常にわかりづらいものとなりますし、支払い漏れの原因にもなってしまいがちです。
実際に私の前職では、毎月の顧問料は自動引落しでしたが、
決算料などの臨時的な請求については自動引落しではなく、
お客様の方でお支払い手続きをして頂く必要がありました。
長年お付き合いのあるお客様についてはその辺りもご理解頂けていたのですが、
割と新しいお客様については引落しになるものとならないものの違いがわからず、
すべて引き落とされるものだと勘違いされていることも少なくなかったように思います。
しかし報酬自動支払制度により、決算料などについても自動引落しの対象とできるのであれば
そのような誤解が生ずることを防ぐことができるのです。
(勿論、決算料などの自動引落しについてお客様の承諾を得ることが大前提となりますが。)
お客様への事前通知のバリエーションが親切!
それから2点目ですが、自動引落しされる際において
事前にお客様へハガキでお知らせするオプションがあるのですが、
どのような請求の際に事前通知を行うのか選ぶことができます。
お客様の中には、自動引落しされることをついつい忘れてしまう、
事前に通知してほしいというお客様もいらっしゃることかと思います。
その場合にはそのお客様へはすべての引落しについて
事前通知を差し上げるようにすることができます。
また毎月の顧問料は通知不要だけど、
金額の大きい決算料のように臨時的な報酬が引き落とされるときには
事前に教えてほしい、というお客様のニーズにも応えることもできます。
したがって報酬自動支払制度では、事前通知を行うかどうかについて
顧客別かつ報酬別に設定を行うことができるのです。
お客様へのヒアリング次第ですが、
私としては基本的に毎月の顧問料については定額のため事前通知は行わず、
決算料などの臨時的なご請求のみ事前通知を行う方向で検討しています。
マネーフォワードクラウドとの連携が可能
以前にもお伝えした通り、
私は自分自身の会計データをマネーフォワードクラウドにて作成しています。
現在の請求システムであるMisocaを選んだのも
マネーフォワードクラウドとの互換性が重要な要素だったのですが、
今回、報酬自動支払制度に決めた理由についても
マネーフォワードクラウドとの自動連携が非常に大きかったです。
Misocaでも同様ですが、
報酬自動支払制度でも消費税や源泉所得税などのデータを読み取り、
仕訳データとして自動的に反映することができるようです。
日々の帳面が自動化できると、経理面での負担軽減に大きく貢献します。
『自動連携』という言葉は、私にとっては相当なパワーワードですね。笑
顧問契約以外のスポット案件はMFクラウドで請求書発行
顧問契約とは違い、
スポットで依頼を受けた業務については継続的な取引ではないため、
わざわざ振替データを登録して自動引落し行うメリットが薄れてしまうと考えています。
したがってそのようなスポットの案件については自動引落しとはせずに、
これまで通り、請求書を発行してお振込み頂くという流れにする予定です。
Misocaからの移行を考えるキッカケとなった「前月からの繰越残高を請求書に表記できない」
というデメリットは、請求も単発であるスポット案件なら気にならないかもしれませんが、
あまり使用するサービスがあちこちに分散し過ぎても煩雑になってしまうでしょうから
会計データとまとめてマネーフォワードクラウドの請求システムを活用する予定です。
なお報酬自動支払制度による自動引落しは最短で8月から利用開始となるので、
それまでに検証を重ね、さらに詳細を詰めていければいいなと思います。
最後に
今日は弊所の請求システムについての続報を記載しました。
なかなか仕組みづくりに手間取っている部分もありますが、
ずっと付き合っていく大事な基盤となるため、
変に妥協することなく、より良い形を追求していけたらと思います。
では今日もお読み頂きありがとうございました。
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