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ゆとりライフ

人間は不合理な生き物である

皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。

いやあ、うんざりするほど暑いですね~。
名古屋では真夏日を超え、猛暑日も近づくほどの暑さです。

マスクをつけ続けることは熱中症のリスクもありますので、
人との距離が充分取れるような場所ではマスクを外すなどして
熱中症予防に努めるようにしてください。

さて今日は、昨日行ったzoom会議のお話をしたいと思います。

IT補助金の活用による、クラウド会計 有料プラン加入の是非

昨日、私はマネーフォワードの担当者の方とzoom会議を行いました。

内容としては、IT補助金の活用により本来であれば40万円のプランが、
コロナによる補助率拡大によって実質10万円の自己負担で加入できる旨の
ご案内でした。

クラウド会計を推し進めたい私としては非常に魅力的なお話であり、
そのプランへの加入も前向きに検討はしてみたのですが、
現時点で顧問先に対して導入予定がない状況において40万円→10万円になったとしても、
その10万円のメリットも享受できるのだろうかという疑問に直面しました。

国から4分の3が補助されるというのは非常にありがたいですし、
背中を押される想いではありますが、
現時点での私にとっては金額に対するメリットが不透明であることから、
今回のプラン加入は見送ることにしました。

マネーフォワードでは無料で加入できるブロンズメンバーというものがありますので、
一旦はブロンズメンバーで様子を見つつ、自分自身の会計データを作成する中で
サービスへの理解を深めていきたいと思います。

それと同時に顧問先にもクラウド会計へのニーズがどの程度あるのかヒアリングをしながら、
時期を見て有料プラン(シルバーメンバー)への加入を検討したいと思います。

コストに見合うベネフィット(便益)を見極める難しさ

今回は自己負担10万円に対し、それに見合う価値を私が享受できるかどうかで悩みました。
(※提示頂いたプランの価値が客観的に見て10万円に満たないかどうかという話ではなく、
  あくまで現在の私自身がコスト以上の価値を引き出せる状況にあるかということです。)

結論としては見送るという判断となったわけですが、
ではコストが5万円や1万円に低減した場合、いくらなら加入したかと聞かれれば
正確に応えることは難しいと思います。

それは加入することによる便益がどの程度か計り知れない、という理由によるものです。

これは何もビジネスに限ったことではなく、私生活でも多くの場面で私たちを悩ませます。

◆奮発してより値段の高いカメラを買うべきかどうか
◆Amazonプライム会員になるかどうか
◆コンビニコーヒーとスターバックスコーヒーのどちらにするか

昨今の世の中において選択肢が一つしかないものはだんだんと減少していると思います。

自分が欲しいものひとつに対して選択肢がいくつもある場合、
そしてそれぞれの特徴だけでなく値段もバラバラの場合、
どのように自分にとって最適なものが「事前に」わかるのでしょうか?

おそらくわかるケースはほとんどないのだと思います。

そして購入した後に色々な事実が明らかとなったとしても、
人間は自分の選択が正しかったと正当化してしまうものです。
(認知的不協和の解消というやつですね。)

自分の選択が本当に正しかったのかどうかを客観的に評価することは
「事後的に」行うことすら難しいのです。

ましてや事前に行うことなど不可能に近いことだって多々あることでしょう。

一度習慣化してしまった支出は「痛み」を伴わない不思議

事務所を運営していると支出が伴う話にたくさん出くわします。

特に最近ではクラウドサービスが増えてきており、
その多くが容量やサービス内容の違いにより、いくつかの料金プランに分かれています。

良心的なサービスであれば無料での使用も可能なのですが、
ビジネスで頻繁に使用するものについては無料での容量をオーバーしてしまい、
有料プランに引き上げなければ使い続けられないこともありますよね。

私の事務所の場合には、例えばEvernoteやDropbox、CloudSignなどが挙げられます。

仕事上、使い続ける以外の選択肢がなければもはや悩む余地もないのですが、
いざ有料プランに契約するとなると、

「月1,000円も払うのかあ…。」

と少し躊躇してしまうのも事実です。

たとえ金額が小さくとも、お金を支払うという意思決定には「痛み」が伴うからです。

しかし不思議なことに、毎日や毎月など定期的に支払うお金については
「痛み」の感覚がほとんどなくなってしまっています。

たとえば私の場合、定期的にペットであるヤモリの餌として
コオロギの買い出しに出掛けていますが、
毎回20匹420円のコオロギを毎週のように買っているため、
ひと月あたりでは1,680円(4回分)支払っている計算となります。

勿論ペットの餌なので買わないという選択肢はないわけなのですが、
コオロギには平気で月1,680円支払うのに、
仕事上必要なものに新たに月1,000円支払うことをためらってしまうという
とても不合理な状態に陥っていることに気がつきます。


当たり前のように買い続けているものとなると
金銭的な負担感はあまり感じないようになってくるものなのですね。

コーヒー好きの方だと、毎日スターバックスのお気に入りのコーヒーを片手に
出社する方もいらっしゃることでしょう。

お昼ご飯を食べた後には必ずコンビニでコーヒーやたばこを買う方もいるでしょうね。

そのような支出に関してはいったい月にいくら支払っているのか、
それを節約したらどれくらい経済的なのかなんて全く気にしていない方も多いと思います。

仕事上の有料プランへの加入も最初さえためらうものの、ひとたび契約してしまえば、
あとは「痛み」を感じることなく払い続けてしまうことになるのでしょう。

契約する際に慎重に判断を行うことは勿論必要ですが、
契約後にもこのまま続けていくことが最適なのかどうか、
定期的に見直しを図る機会が必要なのではないでしょうか?

私の経験上、無駄というものはそういった習慣化されたものの中に多く潜んでいます。

最後に

今日はお金を払う際に感じた人間の不合理さについてお話ししました。

私も含め、人は合理的な判断をしているものと思っていても、
実は不合理なものをたくさん抱えているものだと思います。

それこそ人間らしさなのだとも思いますが、
ビジネスの世界においてはできる限り不合理さは排除したいところ。

習慣化されて当たり前になってしまっていることを
見直す機会を作ることも非常に大切なことだと思います。

では今週も一週間お疲れ様でした。
また週明けにお会いしましょう。

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服部 大

服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれの税理士兼中小企業診断士です。 争いごとが苦手な、のんびり平和主義者です。 税務や補助金に関するトピックはもちろんのこと、ひとり税理士としての事務所経営の試行錯誤についても赤裸々に語っていきます!

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