以前、「開業のご相談」ということでお会いしてみたら、
実際は税理士に対する営業目的の方とお話しすることがありました。
独立して個人事業主としてこれから頑張っていく姿勢には感銘を受けたのですが、
やはりご本人も独立して売上を確保するのに必至であるがゆえ、
「こんな顧問先はいませんか?ぜひ紹介してください!」
という”仕事くださいオーラ”が前面に出ていました。
積極的な姿勢は私も見習わなければいけないなと思う反面、
信頼関係を築けていない相手に「仕事をください」とアピールするのは
やはり難しいものだなと身をもって体感しました。
開業直後の実績がない状況下で、相手に何を訴求するのか
開業直後は他人に提示できるような実績がないため、
(独立前の実績を伝えることはできるかもしれませんが。)
どんな情報で相手に関心を持ってもらうのかを考える必要があります。
特に一発勝負の営業活動となると、
率直に聞き手にどんなメリットがあるのか伝わらないと関心を失ってしまうからです。
私が経験した営業についても、始まってすぐに
「これは私のようなちっちゃい個人事務所には縁のないサービスだな」
と感じてしまい、その後の内容も頭に入りづらくなっていくのを実感しました。
したがって聞き手に関心を持たれるような情報を用意してからでないと、
いくら直談判したところで上手くいくものもいかなくなってしまうでしょう。
相手の方がどんなことに困っているのか、どんなニーズを持っているのかを
瞬時に見極めることはよほどの営業マンでなければ難しいでしょうから、
ある程度は失敗を積み重ねながらやっていくしかないのかもしれませんね。
思いがけず営業を受けてみて、改めて営業活動の難しさを実感させられました。
第一印象は鮮明であるからこそ、誠実さを欠いてはいけない
第一印象の重要性は、
営業にはあまり縁のなかった私でも何度か耳にしたことがありました。
だからこそ身だしなみや声のトーンなどにも気を配ることが大切なのですが、
私が受けた営業の場合には、
お会いする前のアポイントの取り方で少し気になることがありました。
私の場合、ホームページの顧問契約のページから「開業相談」のメールを頂いたのですが、
「独立開業の税金関連のご相談かな」という認識でアポイントを取らせて頂きました。
しかし実際にご来所頂いてみると、開業時の税金相談ではなく、
「こんな仕事どうですか?提携してもらえませんか?」
という営業一色だったため、私としては思いっきり肩透かしをされた気分でした。(笑)
その方が意図的に営業目的であることを伏せていたのかどうかはわかりませんが、
いくらアポイントを取れたとしても第一印象が悪くなってしまっては元も子もありません。
営業において積極性は大事なのでしょうが、
それと並行して誠実さを伝えていかないと上手くいかないのだと思います。
そのような体験ができたことを考えると、
思いがけず営業を受けたことも決してマイナスではなかったなと感じました。(´・_・`)
最後に
今回は営業活動の難しさについて、私自身が営業を受けてみて感じたことを書いてみました。
営業を受ける立場では講釈を垂れることができますが、
実際に私が営業をする立場になったらもっと空回りしてしまうことでしょうね。
しかし自分が受けた印象や感覚というものは、
私自身のお客様への応対にもきっと活かせる部分があるのだと思いますので、
色々な経験を役立てていけたら良いなと思いました。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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