2020年2月1日に独立開業した私にとって、
この1月を終えることは独立して丸1年が経過したことを意味します。
まだたったの1年ですが、
私の中では社会人になってから最も中身の濃い1年だったと感じています。
独立してから今までの期間、
一度も後悔するときがなかったことが私の中では大きな財産になっています。
そこで今回は、開業1年目を後悔なく過ごせた理由について、
特に私自身の心情面に焦点を当ててお話ししたいと思います。
後悔しなかった理由➀:1年目は”売上ゼロ”を覚悟していたから
私の場合には、十分に時間を掛けて独立の準備していたわけではなく、
勤務先を辞めた勢いで無計画な独立をしてしまいました。(笑)
そのため、独立して最初の数ヵ月間は営業活動ではなく、
本来は退職する前にやるべき下準備を続けている状態でした。
正直言って営業活動と言っても何をすべきかさっぱりわかっていませんでしたし、
開業直後にコロナ禍に陥ってしまったため、営業活動自体できなくなりましたね。
コロナ禍については無計画な独立であったことがある意味奏功したと思っています。
なぜなら事前に入念な準備をしていた場合、
コロナ禍によって大きく軌道修正することを迫られていたことが予想されるからです。
つまり無計画だったからこそ、
コロナ禍のような前代未聞の事態でも臨機応変な対応がしやすかったのだと思います。
こんな独立の経緯だったので、「開業初年度は1年間無収入でも仕方ないかな」という
諦めにも似た心境でいられることで精神的にはとっても気楽でした。
無収入を覚悟していたので、少しでも売上が上がれば臨時収入のような感覚ですよね。(笑)
後悔しなかった理由②:ひとつひとつ自分で考えて意思決定するプロセスが楽しかったから
開業初年度を楽しく過ごせたのは、
「色々と考えて行動するというプロセスがとても楽しかったから」という面もあります。
会社員という立場ではなかなか自分の考えがあっても、
立場や時間的な制約もあってなかなか実行に移すことができない場合が多いと思います。
しかし独立すると否が応でもすべて自分で決めて実行していかなければなりません。
- どんなサービスを提供するか
- どんな顧客層をターゲットとするか
- 価格設定はどうするか
このように売上に直結する内容について検討を重ねることは当然ですが、
それ以外のコトも決めなければいけないことが本当に山積みでした。
会計ソフトや請求システムから始まり、
ペーパーレス化を考えたり、事務所の内装工事もありました。
他にも事務所ポロシャツのデザインを考えたり、デスクをトリプルディスプレイにしたり、
応接テーブルのレイアウトを考えることもありました。
こんな風に些細なことから大きなことまで、
「自分で考えて実行すること」を楽しいと思えることが
充実した毎日に繋がっているのだと思います。
後悔しなかった理由③:周囲の環境に恵まれていたから
➀でお話ししたように、開業初年度は無収入を覚悟していましたが、
蓋を開けてみれば十分すぎるほどお仕事を頂くことができました。
それは家族の協力は言わずもがなですが、
周りでは偶然にも私と同時期に独立する人が多く、
そのような方々とはありがたいことに協力体制を築くことができています。
また私が独立したばかりだと知って声をかけてくださる方もいらっしゃいました。
独立する前は、開業後は四面楚歌のような厳しい世界を覚悟していましたが、
そのように手を差しのべてくださる方が多くてビックリしたものです。
独立してみて初めて感じましたが、
フリーランスや個人事業主は支え合いながら成長していくものなのだと思います。
私が周りの方々からして頂いたように、
いずれは私自身も独立したばかりの人たちへ還元できるようになりたいものです。
幸いにも税理士はそのような支援業務がしやすい立場でしょうから、
今後の目標としていきたいと考えています。
さて、今回お話ししたような3つの要因から、
独立開業を一度も後悔することなく無事1年目を終えることができました。
開業後の生活は予期せぬことの連続でしたが、その分、中身の濃い充実した毎日でした。
2年目も、初年度以上に満足できる一年間にしていきたいです!!
最後に
今回は独立1周年記念として、開業してから今日まで、
独立を後悔せずに続けて来られた要因についてお話ししました。
初年度は幸運にも恵まれた1年だったと思いますが、
今後は運に頼りすぎることなく、計画的な経営を続けていきたいと思います。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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