中小企業や個人事業主が利益を計上していく上で、
「生産性」や「効率性」という考え方は非常に重要視されます。
できる限りムダ・ムリ・ムラを削減し、
利益率を高めていくことが大切であることは言うまでもありません。
しかし常に「生産性」や「効率性」を追い求めることで息苦しさを感じてしまう私は、
ときどきは「効率性」を無視するようにしています。
スケジュールに余裕があるときは”非効率さ”も必要
私のように効率性をトコトン追求することが負担に感じる人は、
ときにはゆっくりと時間を気にせず進めることも大切だと思います。
組織に属しているとなかなかそのような働き方はできませんし、
「給料ドロボー!」と怒られてしまうかもしれませんが、
フリーランスであれば働き方は自分次第です。
特にスケジュール的に余裕があるときには、
あえて工数を気にせずにマイペースに進めることも効果的だと感じます。
生産性や効率を追求していくと、マニュアル化や単純作業へと近づいていくことも多いので、
そのような仕事が増えていくことをしんどく感じる人もいるはず。
(何を隠そう、私もそのひとりです。)
ただし業務量が増えてきたときのために、
いざというときにはスピードアップする方法を事前に考えておいてから、
のんびり進めることをおすすめします。
また今までの業務の進め方だけではなく、
色々な方法を試してみるのも有意義ではないでしょうか?
試行錯誤を重ねて、効率だけでなく自分に合ったやり方を見つけておくことも大事ですよね。
大きな組織も生産性や効率を追求するだけでなく、
”非効率な要素”を残している
厳密に言えば、非効率な働き方はフリーランスの特権ではないと思います。
生産性を追求する大企業のような組織においても、
社内のコミュニケーションや取引先との繋がりは重視していることが多いです。
現代ではオンラインツールを使えば移動時間を削減できるし、
要点だけで済ませて生産性の低いやり取りを取り除くことができるのでしょうが、
そのような”非効率さ”をむしろ大切にしている組織も少なくないでしょう。
そういった非効率なコミュニケーションが業務を円滑にしたり、
売上の増加にも繋がることがあるでしょうから、
広義では結果として生産性の向上にも繋がっていくかもしれません。
しかし仮にそのような効果が期待できなかったとしても、
”非効率さ”が残る余地があるくらいの働き方が健康的だと感じるのは
私がゆとり税理士だからでしょうか。
人間も機械も、少しくらいは「遊び」の部分があった方が、
いざというときに正しく動けるのだと思っています。
最後に
今回は非効率さの大切さについてお話ししました。
生産性や効率が重視される現代とは逆行しているように思われるかもしれませんが、
「非効率=無駄」ではなく、昔から大切にされていた要素だと思います。
効率化を図る中でも、非効率な要素を大切にしていきたいと思います。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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