実は私は子供の頃から心配性でした。
小さい頃は子供ながらにして「損な性格だなあ」と思っていましたが、
歳を重ねていくうちに「心配性な性格でむしろ良かったな~」と思うことも。
短所として捉えられがちな”心配性”ですが、今回は私がその強みを力説したいと思います。
授業中、先生から当てられるタイミングを
予測していた学生時代
思えば小学生の頃から心配性の片鱗は見せていました。
私は授業中に先生に当てられるのがとても苦手で、
答えを間違えてしまった日には一日中恥ずかしい気持ちで過ごしていたほどです。
そんな苦々しい経験を積むうちに、私は同じ轍を踏まないよう、
先生が生徒を指名していく傾向を分析し、先読みするようになっていきました。
小学校の頃は担任の先生の傾向さえ抑えていれば良かったのですが、
中学や高校になると科目ごとに先生が変わるため、
先生ごとの傾向を抑えるのはより一層大変な作業だったのを覚えています。
大半の場合には日付と同じ出席番号の生徒が最初に指名され、
そこを起点として前後や左右の席に派生していくものです。
つまり日付によって起点となる席を特定し、
そこからの席順を加味すると私は何番目に指名されるのか、
複数のルートでシミュレーションし、自分が当てられるであろう設問を想定していました。
このように先生から当てられたときに恥をかきたくないという想いから、
予習も習慣化していましたし、授業も集中して聞くようにしていました。
心配性であることが、それなりに真面目な学生時代に繋がっていたのかなと思います。
「長所は心配性です」と発言していた就活時代
私は大学卒業後、最終的には税理士法人で勤務することとなったのですが、
金融機関を中心に就職活動をしていた時期もありました。
面接時に必ず聞かれる「あなたの長所は何ですか?」という質問には、
奇をてらった部分もありますが、「心配性なところです」と自信満々に答えていました。
これは小学生の頃から大学4年生に至るまで、
心配性だからこそ(それなりに)努力を続けられてきたという自負があったからです。
まあ奇をてらい過ぎたのか、就活は全敗に終わりましたけども…。(笑)
心配性だからこそ、仕事も計画的に進めないと落ち着かない
仕事をするようになって、「心配性=長所」だと感じる機会は一層増えたように感じます。
どんなお仕事でも締切りや納期があり、心配性だろうが楽観主義者だろうが、
期限に合わせたスケジュールを組まなければなりません。
特に税理士業務の場合には、提出期限を1日でも過ぎてしまったら、
お客様に罰金が科されるなんてことも…。
しかしスケジュール管理をしていても、思いがけず工数が掛かってしまったり、
予定外の業務が降って来たりすることもありますよね。
ポイント
そういった点では、心配性であればあるほど予定を前倒しに進める傾向にあるので、
そのような予定外なことが発生した場合にも調整がしやすいという特徴があります。
(ただし楽をするためではなく、仕事に追われるプレッシャーが嫌だからこそ
前倒しで仕事をしているだけなので、予定外なことで結局ギリギリになると、
精神的な負担は結構ありますが…。)
それでも前倒しで進めているからこそ、
完全にキャパオーバーとなってしまうリスクは少なくなるのではないかと思っていますし、
早めに納品できればお客様にも喜んでもらいやすくなりますね。
したがって心配性だからこそ「後手後手」ではなく、
「先手先手」で仕事を進めやすくなるというメリットを私は感じているのです。
最後に
今回は心配性は短所ではなく長所であることについて私見を述べてみました。
いずれにしても自分の性格である以上は、ネガティブに捉えるのではなく、
それと上手に付き合って、どうプラスに変えていくのかを考える方が得策です。
心配性であることの利点を意識しながら、
これからも自分らしく働いていけたら良いなと思います。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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