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独立して初めて「仕事が楽しい」と思える

皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。

私は2020年2月に独立開業し、現在6ヵ月目を過ごしております。

独立してから最初の3~4ヵ月間というものは、
まずは税理士事務所として整えておかなければならない基礎を作るのに
多くの時間を費やさざるをえず、

「あれもやらないといけない」

「それが終わったらこれもやっておかないと」

というように最低限の仕組みづくりを行うためにバタバタ(特に心の中が)した
毎日を過ごす頃が多かったように思います。

現在でもまだ仕組みを作り続けている最中で、一度土台が完成したとしても、
さらに修正を加えて改良を続けていかないといけないものだと思います。

しかし独立直後のような精神的な慌ただしさが治まりつつある中で、
最近は自分の中で「仕事が楽しい」と思えるようになっていることに気がつきました。

自分で決められること=考えることの楽しさ

税理士という仕事上、元々考えなきゃいけない場面は非常に多いです。

しかし単に税務のことで悩むだけでなく、
自分自身が経営者となると自らの事務所をどう運営していくかということに
考える時間を費やすことが非常に多くなります。

あーでもない、こーでもない

と色々悩んで決断を下すわけなのですが、
最近ではコストが大してかからないものについては

考えてもわからんからとりあえずやってみるか

という精神で、思い切ってチャレンジすることも多くなっています。

しかしそれでもじっくり考えるべきことは多いので、
いまだに多くの時間を「考える」という行為に充てているのですが、
不思議とその時間は苦痛ではありません。

私は元々TVゲームが好きで、
先日も心待ちにしていたラストオブアス2を買ったばかりなのですが、
その新作ゲームもほとんどプレイすることなく

むしろ知らず知らずのうちに自分の机に向かうことが多くなりました。
(嫌々とか急ぎの仕事があるからという理由ではなく、
 自ら進んでそのようにしている、という感覚です。)

サラリーマン時代にも会社のための改善点などを考えるよう
求められることも何度かあったのですが、

そのときは考えることが面白いなんて思うことはなかったし、
「むしろ面倒くさいな」と思うことがほとんどでした。

家に帰ってまで仕事のことを考えるなんて全くと言っていいほどなく、
どちらかと言うと家では考えないようにしていました。

このようなサラリーマン時代と今の心境の変化の理由を考えると、

 ➀自分に決定権があるかどうか

 ➁その決定が自分に還元されると感じているか

の2点の違いなのかなと思います。

サラリーマン時代ではいくらじっくり考えたとしても
結局のところ最終的に決めるのは自分自身ではないし、
せっかく考えても実現せずに有耶無耶になることも多かったです。

また社内の評価制度は様々でしょうが、
私の勤務先では社内の改善提案は軽視される傾向にあり、

そのような理由もあって、上からの指示で社内のことに時間を取られること自体、
損な役回りを押し付けられているように感じていたのでしょうね。

それに対して現在は、物事を考えて決定するのは当然私自身ですし、
その決めるという行為は、

 ・自分自身が事務所をより良く運営するため

 ・税理士業務を適切に、かつ効率的に行うため

というように、いずれも私自身に跳ね返ってくることばかりです。

組織に属していると、社内の評価制度によってモチベーションが左右されたり、
他の社員と自分を比べて損得を考えてしまったりするなど

純粋に仕事そのものと向き合う機会は意外と少なかったんだなと今は思います。
(こんな風に働いていたのは私だけかもしれませんが…)

しかし考えておしまいではなく、

考えること」と「決めること」、
      そして「その効果を実感できること」

この3つがセットになっているからこそ、
考えるということ自体が楽しいと思えるのではないかなと感じています。

組織に守られていることの心地よさを感じる日も必ずやってくる

自由と責任は表裏一体である

というような言葉は誰しもが一度は耳にしたことがあるモノでしょう。

私が現在謳歌しているのは、ここで言うところのまさに「自由」の部分であり、
表と裏で言えば表の良い面だけなのだと思います。

これから税理士という税の専門家の立場として業務を行っていく以上、
必ずいつかはその責任の重さを痛感する日が来ると思っています。

サラリーマン時代も税理士として責任ある立場であったことは言うまでもありませんが、
しかしどこまで言ってもサラリーマンはサラリーマン。

最終的には組織が自分の後ろに付いていてくれています。

独立するということはその後ろ盾がなくなってしまうことも意味しているため、
決定する自由を与えられる反面、たくさんの責任がのしかかるのは当然ですよね。

私は現在、ひとり税理士として活動していますが、
将来誰かを雇用するようなことがあればその従業員の責任をも負う立場になります。

つまりサラリーマン時代とは真逆の立場になることも現実的な話であるわけですから、
「自由」を楽しんでいられるのも本当に今のうちなのかもしれませんね。笑

間違いなく言えることは、
独立することもサラリーマンでいることも
どちらにもメリットとデメリットの両面存在するということでしょう。

何に喜びを感じるかも十人十色ですしね。

最後に

今日は独立後の仕事に対する心境の変化を書かせて頂きました。

今後私の心がどのように移り変わっていくのかは誰にもわかりませんが、
少なくとも独立して仕事が楽しい、経営が楽しいと思えたことは
ひとまずとても喜ばしいことかなと思っています。

これが独立して早々に毎日苦痛でしょうがないなんて状態になったら、
会社を辞めずにサラリーマンを続けた方が良かったんではないかしら?
って話になってしまいますからね。

あとは前向きな状態をキープできるようにしていきたいですね!

それでは本日もお読み頂きありがとうございました。
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服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれのゆとり税理士/中小企業診断士です。 こちらのブログでは、私自身の事務所経営や日々の生活で感じたことを自由気ままに綴っていきます。

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