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開業準備

ブランディングを考える②

皆さんこんにちは。

税理士の服部大です。

早いものでもう年が明けて3日目になりましたね。

この調子だと6日の仕事始めもあっという間でしょうね。

本来連休明けはエンジンがなかなかかからないものですが、そうも言っていられないのが税理士業界。

年明け早々、1月還付の年末調整を片付けて、そのあとは法定調書や償却資産税の申告に着手せねばなりません。

いきなりフルスロットルで動きます。

さて、今日は昨日のブログに引き続き、ホームページ作成に関連する自己分析について書いていきたいと思います。

自分自身の強みについて考える

昨日のブログでは、以下の3つのポイントについて記載しました。

  ①Who(誰に)

  ②What(何を)

  ③How(どうやって)

この3つをどのように設定するかによって、今後の方向性が変わっていきます。

勿論、実際に開業してみて改めて方向転換を行う可能性も充分考えられますが、

開業前の現段階で一旦は自分の考え方を整理しておくことは有用であるはずです。

では、さっそく順番に見ていきましょう。

Who:誰を対象とするのか

まずはターゲット層の選定ですね。

税理士の場合、顧客の対象は一般的にざっくり分けると以下の3つとなるでしょう。

  • 中小企業
  • 個人事業主
  • 相続や贈与

しかしこの中でも規模の差は当然考慮していかないといけません。

個人事業主で年商数億円となることは極めて稀(その規模であれば普通は法人化しているでしょうから)ですが、

中小企業であれば、年商1,000万円未満の法人もあれば、1億円を超えるような規模の法人もあります。

その規模の違いによって抱えている問題も変容してくるものでしょうから、税理士として求められるスキルにも影響があるはずです。

また相続に関しても財産が数千万円の方もいれば億単位の方もいるでしょう。

財産の種類も、国外に法人や不動産を持っているような方もいらっしゃることでしょう。

「何でもやります」

と言えば聞こえは良いのかもしれませんが、裏を返せば強みや特色がない事務所と言えるでしょう。

またたくさんの職員を雇って手広く活動している大手の税理士法人の方が、よっぽど「何でもやれる」ことでしょうしね。

規模の小さな事務所ほど、事業領域は絞り込む必要があるはずです。

その中で私は、大規模ではなく中・小規模の法人や個人事業主を対象としていきたいと考えています。

その理由は、すでに成長して何もしなくても毎期きちんと利益が出続ける大きな会社(こういう会社も実際にあります)よりも、

開業したばかりの方や、なかなか軌道に乗せられなくて悪戦苦闘されている方、

まだまだ成長していきたいけど乗り越えていくべき壁がある方などの力になれることが私自身のやりがいなのではないかと感じているからです。

充分に人格が形成された大学生や大人よりも、

まだまだ成長しきっていない幼稚園や小中学生、高校生の教育に携わる方がより有意義だと私は信じています。

What:どんなサービスを扱うのか

ではこれから成長期を迎えるお客様のために私に何ができるのか。

従来から、税理士業務の最も根底にあるのは顧問契約でしょうね。

毎月お客様のもとに訪問して月々の損益状況を報告し、決算期には法人税の申告書を作成する。

こういった業務が中心となるのは間違いないでしょう。

ただそれだけではやはり差別化はできないです。

勤務先の税理士法人でも同様のサービスを提供していますが、月々の試算表の読み方をイマイチ理解して頂けていないお客様も一定数います。

そのような方々に、わかりやすいように図やグラフを用いて視覚的にご説明した上で経営課題をお伝えすることも可能だと思います。

また未だに手書きで帳面を作成されている顧客が多いのも事実です。

手書きで作成すること自体、ミスも起こりやすく経理負担は大きいものであるため、エクセルなどを用いた自動化を図り、

バックオフィス業務の効率化に取り組んでいくことも可能であると思います。

加えて税理士業務は上述のように顧問契約を前提としてサービスが多いです。

「困ったときに少しだけ聞いてみたい」

「来年以降は自分でやるから、1年目だけ専門家に教えてほしい」

このようなニーズにも積極的に応えていきたいと考えていますので、

私の事務所では顧問契約だけでなく、単発のスポット業務のご依頼も頂けるようプランを用意していきたいなと思っています。

How:どのような方法で提供するのか

そして最後に、サービスの提供方法についてですが、

顧問契約であれば毎月、2か月に一度、半年に一度などの頻度でお会いして面談を行うことが一般的となるでしょう。

基本的には地元である愛知県や名古屋市のお客様が中心となるかもしれませんが、

このご時世、離れた場所でも対面してサービスを提供するツールは存在しています。

ChatworkやLINEだけでなく、SkypeやGoogleハングアウトを使えば画面を通してお話することも可能です。

その辺りはお客様の意向もあるでしょうが、私の方から名古屋に限定する理由は特にないかと思っています。

(この辺りは「Who」に関連する部分ですね。)

また先ほどの「What」の部分でお伝えした通り、顧問契約や単発業務も提供していくつもりですが、

その他にもこのブログやセミナー開催なども、サービスの提供ツールとして活用できると考えています。

現時点ではこの辺りの方法を検討していますが、時代の変化や実際のお客様のご要望によって

新たなツールを追加していければと思っています。

最後に

2日にわたってブランディングのお話を書かせて頂きました。

今日は私自身のことを色々当てはめて書いていきましたが、

前提として間違いなく言えることは

私自身の価値を高め続けなければいけない

ということです。

誰に対して、どのようなサービスを提供するにしても、その源泉は他ならぬ私自身にあります。

私がスキルやノウハウの蓄積をやめた段階で、市場における私の価値などあっという間に陳腐化することでしょう。

お客様に求めて頂けるような税理士となること。

それが私にとって最も基本的かつ重要な使命なのです。

今日もお読み頂きありがとうございました。

もしよければ別の記事も読んでくださいね。

ではまたお会いしましょう。

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服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれのゆとり税理士/中小企業診断士です。 こちらのブログでは、私自身の事務所経営や日々の生活で感じたことを自由気ままに綴っていきます。

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