前回の記事では、税理士が一般的な顧問業務の中で行う事務手続き5つのうち、
独断と偏見で業務自体の楽しさ順にランク付けしたものの5~4位をご紹介しました。
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税理士業の事務手続き5選、楽しいもの順にランキングをつけてみた【その1】
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もしお読み頂いていない場合には、ぜひ先にこちらをご覧ください。
今回は3位~1位をドドンと発表していきます。
第3位:年末調整
第3位は年末調整です。
第4位や5位の償却資産税や法定調書とは異なり、
年末調整は会社員にとっては毎年経験するものですから馴染み深いものですよね。
そういった意味ではやりがいがあるのですが、
それでも第3位に落ち着いてしまったのは理由があります。
それはあまり頭を使う場面がないという点。
給与所得にせよ生命保険料控除にせよ配偶者控除にせよ、
入力箇所さえ間違えなければほぼすべての工程を機械的に行うことができてしまうのです。
もちろん、注意すべき点や知識、経験を用いる場面もゼロではありませんが、
機械的な工程の方が大部分を占めていることは間違いありません。
そういった意味では、年末調整業務は第1~2位の業務には劣るのです。
第2位:法人決算申告
第2位は法人の決算申告業務です。
決算申告業務とは、会社ごとの決算月を終えてから2ヵ月以内に行う
法人税や消費税申告書の作成業務を指します。
一般的な認知度としては年末調整業務には劣るでしょうが、
決算申告業務の方が頭を使う場面が多いです。
また顧問税理士として、毎月携わってきた顧問先の経理処理の集大成とも言える
決算手続きを無事に終えるということは、1年の区切りとなるため、
私自身の中での達成感もひとしおなのです。
ただそれでも第1位ではない理由として、
法人の決算申告はボリュームが重いものはめちゃくちゃ大変だからです。
これは会社規模というよりも、その会社の経理レベルに依存する部分が非常に大きいです。
したがってやりがいも大きい一方で、
業務負荷もなかなか重たいので今回は第2位とさせて頂きました。
第1位:確定申告
栄えある第1位は確定申告業務です。
これまで第2位~5位までをお話ししてきましたが、
確定申告についてはすべてを兼ね備えていると言っても過言ではありません。
- 世間の認知度が高い
- 知識や経験を活用できる
- 法人の決算申告よりもサクサク進みやすい
このようなメリットがひと通り備わっている業務が確定申告なのです。
また個人的な理由として、
私が税理士試験の受験科目として所得税を選択していることも大きな理由です。
資格試験で勉強した知識を活かせるため、
実は新卒同然で税理士法人へ入社した当時から確定申告業務が一番好きでした。
このような個人的な理由も含め、確定申告業務が最も楽しいと思える事務手続きなのです。
最後に
前回に引き続き、顧問業務として行う事務手続きの中で、
私が楽しいと感じる業務のベスト5を選んでいきました。
言うまでもありませんが、
いずれの業務もご依頼頂けることは大変ありがたいことですし、
プロとして当然、どの業務にも全力で取り組みます。
ただその一方で顧問税理士として思い入れのある業務も確かに存在するので、
2回に渡ってご紹介させて頂きました。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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