皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。
「継続は力なり」
この言葉が示す通り、続けることによるメリットはたくさんあります。
身の回りでも、勉強や運動、食生活など継続することによって
プラスの効果がより一層発揮されるようなものも多いですよね。
一方で私たちが習慣としているものには何も良いことばかりではありません。
夜更かし、乱れた食生活、浪費癖などが習慣化してしまっては、
デメリットも当然多くなります。
しかしより判断が難しいのは、
その習慣がベストかどうかわからなくなった時に続けるべきか決断することだと思います。
資格試験を続けることの苦労
税理士業界に長年身を置いていると、
税理士試験を目指していたけど途中で断念した人にお会いする機会があります。
その断念した理由は、
経済的なもの(専門学校の受講料)や時間的なもの(結婚や出産など)も多いのですが、
ただ単に長年勉強して受からなかったからやめてしまったという人も少なからずいます。
そのような人はすでに税理士業界から離れ、別の業種で働いている場合も多いのですが、
そういったお話を聞くと、
「残念ながら途中で諦めてしまったんだね」という感傷的な気持ちではなく、
むしろ「やめる決断ができたことがすごいね」という驚きを感じてしまいます。
今まで何年も続けてきた勉強をやめ、税理士となることも諦めて別の業種へ移ることは、
決して簡単な決断ではないと思います。
税理士試験のように、それなりの労力(勉強時間)やお金(受講料)を費やしてきたものを
途中で手放してしまうということには、やはり「勿体ないな」という印象もあります。
一方で自分が試験に受かっていなかったとしたら、
いまだに勉強を続けているだろうかと疑問に思うこともあります。
今も勉強を続けていたとしたら約10年。
正直続けている自信は全くありません。
そう考えると資格などの勉強を続けている人はやはりそれだけでも尊敬に値します。
習慣化する中での優先順位の変化を見極めよう!
習慣化した物事の中には、
続けていくうちに自分の中での序列が変化することがあると思います。
先ほど税理士試験を断念した人のお話をしましたが、
その人の場合には税理士試験の合格よりも勝るものが生まれたのだと思います。
それは例えば職場での環境の変化(昇格など)もあるでしょうし、
家庭環境の変化(結婚や育児など)によって試験勉強の序列が下がることもあるでしょう。
単に資格試験を諦めてしまったように見える人だって、
きっと『精神的な健康>資格試験』という状況になったのだと思います。
(資格の勉強は精神をすり減らすものですからね…。)
これまでずーっと続けてきたものほど、やめるという決断には勇気がいるものです。
キッカケがあればそのタイミングでやめることも多少は容易となるのですが、
大したキッカケがない中でやめることはとても難しいです。
仕事を辞めるときだって、元々「辞めたいな~」って気持ちがあったとしても、
何か引き金となることが起きないとなかなか退職届を出すには至りません。
上司とトラブった
部署が異動になった
給料やボーナスが下がった
こういったことが元々辞めたいという気持ちに‟ダメ押し”となり決心することは多いですが、
普段通りの生活をしていて突然退職届を出すことは稀ではないでしょうか?
そのような大きなキッカケがないのに習慣化したものをストップできる人を見ると、
純粋に「決断力がすごいなあ」と感心してしまうのです。
きっと何のキッカケもないのにやめられる人というのは、
普段から自分の中で優先順位を見直しているのだろうなと思います。
独立してひとりで働くということは、周りからは何も助言を得ることはできませんので
自分自身で絶えず優先順位を見直していく必要があるのだと思います。
続けることも大事なのだけれど、限られた時間の中では優先順位の一番上ではない
ということもいずれ出てくかもしれません。
そういったときにズルズルと惰性で続けるのではなく、
きちんと正しい決断ができるような人間になっていきたいなと思います。
最後に
今日は…何の話だったんでしょうね。笑
キッカケがない状況では、続けることよりもやめることの方が難しい場合もあります
という話でしょうか。
キッカケというものはそう頻繁に訪れるものでもないので、
ターニングポイントがなかったとしても判断を下せるように日々鍛錬していきたいものです。
それでは本日もお読み頂きありがとうございました。
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