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収益の柱を複数持つことの大切さ

皆さんこんにちは。

名古屋市の鶴舞在住の税理士、服部大です。

もうじき3月も終わりを迎えますね。

1ヵ月があっという間に感じます。

本来であれば間もなく新年度を迎えますが、新型コロナウイルスの影響もあり、

今年の新年度はこれまでとは大きく異なりそうですね。

今日は事業を営む際のリスク管理についてお話ししてみようと思います。

リスク管理とポートフォリオ効果

今回のコロナウイルス拡大に伴って日本経済も大打撃を受けており、

その流れはまだまだ止まることを知りません。

しかし世界全体で見れば日本はまだまだマシな方と言えることでしょう。

欧米諸国では外出禁止令が発令され、

イタリアではスーパーマーケットや薬局以外の店舗は

すべて閉鎖される事態にまで陥っています。

今後日本でどこまで事態が深刻化するかは予想できませんし、

今回のコロナほどのリスクを予見することはさすがに現実的ではなかったでしょう。

しかし事業を営む以上、為替リスクや取引先の経営悪化など

様々な経営リスクがついて回るものであり、

経営者はあらかじめ想定されるリスクに対しては対応策を打っておくことが求められます。

そのようなリスク管理において重要となる概念に、

ポートフォリオ効果と呼ばれるものがあります。

ポートフォリオ効果自体は投資の世界で必ずと言っていいほど目にする概念なのですが、

分散投資をするとリターンは安定する。』という考えに基づいています。

分散投資とは?

ここで言う分散投資というものがどういったものを指すのかというと、

例えば株式投資をする場合、

円安になると株価が上がる企業(輸出企業)と

円高になると株価が上がる企業(輸入企業)の株を保有することで

共倒れになるリスクを軽減し、リターンの安定化を図ることができます。

分散投資を行う場合には、1つの銘柄ともう一方の銘柄が

同じ動きを取るもの(例:輸出企業同士)の場合はポートフォリオ効果が低く、

先ほどの例のように2つの銘柄が真逆の動きを取る場合に

最もポートフォリオ効果が高まることとなります。

いわゆる相関係数が、前者の場合は正であり、

後者の場合が負ということとなります。

少しわかりづらいですね。

わかりやすいようにスパイ映画で例えてみましょう。

オーシャンズイレブンのようなスパイ映画では

個性的な登場人物がチームになることが多いですよね。

そのようなスパイチームで動く場合、リーダーである主人公のほかに

  ①殴り合いが得意な武闘派

  ②色気で男を手玉に取る美女

  ③ITが得意な天才ハッカー

などが手を組むことが多いと思います。

このことによってチームに立ちはだかる色々な壁に対し、

各々が得意分野で力を発揮して困難を乗り越えていくことができるのです。

しかしチームメンバーがハッカーばっかりだったらどうでしょう?

こんなチームでは敵のコンピューターへのハッキングは超高速かもしれませんが、

武闘派の敵が現れたら全員ボコボコにやられてしまうことでしょう。

色々なタイプの選択肢を用意しておく、

このことが自らが直面する様々な困難に立ち向かうための大切な準備となるのです。

経営者としての分散投資

では投資以外の場合の分散投資とはどのようなものとなるのでしょうか?

例えば製造業であれば、売り先を1つの業種に集中させるのではなく、

複数の(できれば対極の)業種にも販売する。

ひとつの製品だけでなく、そのノウハウを活かした別の製品で他の市場へ進出する

(=多角化)によってもポートフォリオ効果が発揮されます。

また人材に関しても同様のことが言えると思います。

先ほどのスパイ映画と同じように、社内の人材を似通った人ばかり揃えてしまうと

苦手分野の問題が生じたときに会社としての適切な対応が難しくなります。

様々な特性を持った人材、様々な意見を持った人材を確保しておくことで

組織としての基盤はより安定することとなるのです。

イエスマンばかり揃えていると経営者は気分が良いでしょうが、

何か大きな問題に直面した時の組織の免疫力は大きく損なわれてしまいます。

税理士としての分散投資とは何か?

では最後に私のような税理士の場合はどうでしょうか?

税理士業務の基盤となるものはやはり昔から顧問契約です。

これが今後すぐに変わることはないとは思いますが、

以前のブログ『クラウド会計とわたし』にも書いた通り、

将来のAI化によって顧問契約のあり方にも変化が訪れることでしょう。

そのときに従来の顧問契約のみで飯を食ってるなんてことがあれば、

足元をすくわれることになりかねません。

したがって顧問契約以外にも、いわゆる収益の柱を用意しておくことが重要だと思います。

顧問契約以外の収益の柱は税理士によっても異なるものだと思います。

相続などの資産税業務や特定医療法人、セミナー、執筆などが一般的でしょう。

私自身はまずはベースとなる顧問契約をしっかりと増やしていくことが第一ですが、

いずれはセミナー活動や執筆もできたらうれしいなと思いますし、

中小企業診断士としても積極的に活動し、

税理士業務と診断士業務を両立していけたらいいなと考えています。

そしてそのことが私自身の分散投資となり、

将来へのリスクヘッジに繋がっていったら一石二鳥だと思っています。

最後に

今日はポートフォリオ効果についてお話ししました。

今回のコロナショックへの対応は極めて困難なものでしょうが、

今後起こり得る様々なリスクへの対応も考え、

収益の柱を複数用意することを心掛けて業務にあたっていきたいなと考えています。

では今日もお読み頂きありがとうございました。

またお会いしましょう。

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服部 大

2020年2月に名古屋で独立開業したギリギリ平成生まれのゆとり税理士/中小企業診断士です。 こちらのブログでは、私自身の事務所経営や日々の生活で感じたことを自由気ままに綴っていきます。

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