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あなたは147日間、休まず働いてみたことがありますか?
自民党の麻生太郎財務相の発言が世間を賑わしたことは記憶に新しいですね。
この発言が適切かどうかという論点については置いておいて、
サラリーマンの方にとって3ヵ月以上も休みなく勤務し続けるというのは
相当に苦しいことだと思います。
私自身も勤務時代は繁忙期で大変な時期はもちろんありましたが、
それでも数ヵ月間も休みなく働き続けた経験はないのではないかと思います。
独立開業した現在は、土日でも仕事関係の時間をまったく取らない日はないため、
ある意味では 数ヵ月間休みがないとも表現できる状態になっていますが、
勤務時代とは身体的、精神的な疲労感が全く異なります。
今回は脱サラ前後での仕事に対する考え方の違いをお話ししたいと思います。
仕事は生活の一部だった勤務時代
これはあくまで私の場合ですが、
勤務時代の私にとって、働くことは生活の一部のような存在でした。
何を当たり前なことを…。
と思われるかもしれませんが、生活の一部に過ぎないからこそ、
仕事以外にもプライベートな時間が同じように必要であり、
ココがダメ
多忙になってくると、一部だったはずの仕事の割合が生活全体の8~9割までに
侵食してくることにとてもストレスを感じていました。
繁忙期になるとまさしく家と会社の往復生活となり、
0時を越え、まさに寝るためだけに家へ帰るような時期もありました。
そうするとプライベートの時間が失われてしまうことになるのですが、
それでも仕事オンリーの生活になることに嫌悪感があった私は、
少しでもプライベートの時間を確保しようと睡眠時間を削ったこともありました。
(そうすると仕事の疲れも取れにくくなり、余計にヘロヘロでしたが…。)
勤務時代の私にとっては、
それくらい 仕事がすべてとなる生活に抵抗があったのだと思います。
そして仕事を終えて帰宅した後は、
よっぽど悩みがあって頭から離れない場合を除き、
基本的には仕事のことは一切考えることすらしませんでした。
意図的に考えないようにしていたというよりも、
帰宅すると頭の中から消えてしまっていたという方が正しいかと思います。
「ワークライフバランス」という便利な言葉がありますが、
考察
当時の私が求めていたものは
まさに仕事とプライベートを完全に切り離した生活だったのかもしれません。
独立開業すると、仕事は生活そのものに
勤務時代の仕事への向き合い方は、
独立することによって大きく変化することとなります。
今では仕事のことを考えない日はないと言えるほど頭から離れませんし、
土日祝日でも関係なしといった感じです。
もちろんプライベートの時間も充分にありますが、
これほどまでに仕事が深く生活に根ざしたことは今までなかったように思います。
「オンオフ」がハッキリしていたサラリーマン生活と比べると、
独立してからは ニュートラルのような状態が続いている印象です。
もし勤務時代にオンオフの切り替えがなく、
仕事が「ニュートラル」と言えるほど常に生活に浸透していたら、
私は耐えられないほどのストレスや疲労感を感じていたと思います。
ところが現在の私は、
さほど疲労やストレスを感じることなく仕事ができています。
ココがポイント
その要因としては、
「強制的な労働」から「自主的な労働」へ変わったことに尽きます。
これは私の前職がブラック企業かどうかという話ではなく、
雇用されている状態とフリーランスの違いであると思っています。
サラリーマンとして神経をすり減らさねばならない対象がとても多く、
時には仕事とは直接関係のないところでもストレスを受けてしまうものですから。
(私自身がそういった組織での働き方が苦手だったのかもしれませんね。)
独立することでそのような組織や人間関係の複雑さが無くなり、
焦点ギューッ
自分が見据えるべきものが定まってくることで、
カメラのピントが合っていくような感覚と表現するのでしょうか。
今は視界がクリアになったような、まるでそんな気持ちです。
独立前後で仕事そのものへの印象が大きく変わったこともあり、
麻生財務相の言う『147日連勤』についても、
勤務時代の147日間と
独立した今の147日間では過酷さが全く違うのだろうな
なんて考えてしまいましたとさ。
最後に
今回は麻生財務相の発言を受けて、
独立の前と後での仕事への意識の変化についてお伝えしました。
自分で一から考えて行動するということは勿論大変なのですが、
何でも自分次第というのはやはりやりがいがありますし、
何よりもわかりやすくて良いですね。
複雑な世界が苦手な私にとっては、
今のシンプルでわかりやすい働き方があっているのだと感じます。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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