フリーランサーとして働いていると、情報が限られているせいか、
ついつい周りと比べてああだこうだと喜んだり落ち込んだりしてしまいがちです。
それをモチベーションにして頑張れる人はそれでも良いのでしょうが、
ネガティブな反応を受けやすい人の場合には、
比較できない環境に自分自身を置いてあげる工夫も必要ではないかと思っています。
今回は他人とは少し違った働き方をする意味を考えてみたいと思います。
前向きなフリーランス生活を送るために
何を隠そう、まさに私は自分を他人と比較しやすい性格です。
学生時代にも同じクラスの子と比べて自分の成績がどうだとか、
クラスの中での自分の人気度や立ち位置がどんな具合かなどをしょっちゅう考えていました。
(物事を客観的に見るクセは、そんな子供時代に培われたのかもしれません。)
試験勉強などではそれを原動力にすることもあったでしょうから、
他人と比べることが必ずしもマイナスに作用してきたとは思いませんが、
やはり他人と比較し続ける生活はなかなかしんどいものがありますよね。
せっかく独立してフリーな職業生活を送ろうとしているのに、
結局同業者と自分を比べてクヨクヨするなんてハッキリ言ってお断りです。
でもいくら自分では比べないように意識していたとしても、
周りからの声や情報を完全にシャットアウトすることは現実的ではありません。
税理士仲間や仕事関係の方々とお話しする機会があれば
自然と様々な情報が集まってくるのは当然ですから、
そのような環境でも他人と比較しないようにするためには、
比べることができない環境に変えてしまうことが最も手っ取り早いと思っています。
『顧問件数○○件』という”ものさし”から逃れるために
売上高や従業員数、立地などなど、
業種によって他者と比べる内容は若干違ってくるものでしょうが、
税理士の場合には『顧問件数』という指標がよく用いられています。
税理士向けの営業メールなどを見ても、
「開業初年度で新規契約100件獲得したスキームとは?」
「顧問件数200件を上手に回すツールとは!?」
というように、顧問契約というフレーズのオンパレードとなっています。
実際に私が税務や会計ソフトの導入を検討していたときには、
ウチのシステムを導入して顧問契約を数十件獲得された事務所もあります
という営業を受けたこともあります。
(当初から顧問件数には興味が無かったので「ほえ~。」という感じだったのですが...。笑)
このような例からもわかる通り、
従来から税理士業務の根幹には「顧問契約」という大きな存在があり、
その件数が事務所の規模や成功しているかどうかの指標になっているのです。
そのような業界特有の”ものさし”に自分を当てはめないようにするには、
『顧問業務』に依存する業界体質から抜け出すことが最適だと思います。
税理士事務所の固定観念から抜け出す
『顧問契約』への依存から脱却するといっても、
税理士業務における重要性を考えると到底ゼロにすべきものではありません。
しかし他の税理士事務所に比べて顧問業務の割合を減らすことは可能だと思います。
たとえば一般的な事務所の顧問業務売上が全体の8~9割を占める中、
私は5割程度をひとつの目安にするようなイメージを思い描いています。
そして残りの5割を使って、
他の事務所があまり取り組んでいない業務を行うこともできるはずです。
私の場合には執筆や監修業務だとか、
将来的にはセミナーや税務・経理関係のスポットの相談案件などでしょうか。
まだまだ顧問契約以外の業務については発展途上といったところですが、
これらを上手に育てていくことで、
他の税理士と比べることができない状況に自らを置くことができるのではないか
と考えているのです。
「どれだけ周りを気にしてるんだ」って話ですけどね。(´・_・`)
でも顧問業務に依存しない働き方を目指す意義は他にもあると思っているんです。
その話はまた別記事でお伝えしていきますね。
最後に
今回は他人と比べがちな私の、比べないようにする工夫についてお話ししました。
穏やかに気持ちよく過ごすために、
自分にとって快適な働き方を目指すことはとても大切だと思います。
競争で疲れてしまうくらいなら、
張り合うことを避ける選択肢があっても良いのではないかと私は考えています。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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