こんにちは、税理士と言えば服部です。
近年は身の回りの色々なものがハイテク化していて驚かされます。
昨日の忘年会の景品では、充電式カイロというものの存在を初めて目の当たりにしました。
使いこなせれば様々な物事が便利になる世の中・・・。
アナログ人間で居続けることも可能ですが、出来ることならば最新のテクノロジーを駆使して効率性を高めていきたいですよね。
税理士業務のAI化
皆様の職場においても、テクノロジーの進化は感じられるのではないでしょうか?
わたしの勤務先でもペーパーレス化に始まり、データサーバーのクラウド化やRPA導入に取り組んだ時期もありました。
そんな中、税理士業界において一大センセーショナルを巻き起こしているのは何と言ってもクラウド会計ではないでしょうか?
主流だったマネーフォワードやfreeeだけでなく、弥生会計オンラインなどのいわゆる後発組もクラウド会計市場へ積極的に進出しており、まさにクラウド会計は群雄割拠の時代を迎えることでしょう。
そんなAI化の波が押し寄せる税理士業界において、遠く離れた大英帝国のオックスフォード大学からこんな不穏な論文が発表されたのです。
『AI化により、今後10年間で税理士の行う会計業務や申告書作成業務は機械に乗っ取られるであろう』
…なっ!?
なんだってぇーーーー!?!?!?
税理士にとってはノストラダムスより恐ろしい大予言じゃないか!!!
もしスカイネットに税理士がいたならば、T-800を過去に送り込んでクラウド会計の開発者の母を抹殺せねばならない事態だぞこれは!!(まあシュワちゃん来たら負けるけども)
しかも「今後10年間」って、この論文が発表されたのは2014年なので、
『2024年に税理士は絶滅する!!』
ということかーーーー!!
和平・共存の道はないのか
ターミネーターのように過去へ殺戮マシンを送り込んだり、新たなテクノロジーと覇権争いをするのではなく、共存し共に繁栄できる道はないのだろうか??
実際の税理士業界では、クラウド会計への向き合い方について 以下のように分かれつつあるのではないかと思います。
- 積極的に取り入れる事務所
- 今後の動向を静観する事務所
- 導入に反対する事務所
まじめな話をすると、わたしの個人的な意見としては(まだまだ改善点はあるものの)クラウド会計を積極的に取り入れることで共存や更なる発展が期待できるのではないかと思います。
目指すべき税理士像
わたしは税理士業務のうち、経理代行や申告書作成などの単純作業(一部難解なものもありますが)に関してはむしろドンドン自動化して頂きたいと思っています。そして自動化が進むことで捻出される時間を活用し、どのようなプラスαの付加価値を提供できるかがカギになってくるのではないかと思っています。
そのためには、これまでの税務や会計の代行業が中心とした税理士業務の枠を飛び越えたノウハウを習得する必要があるでしょう。
経営者の方々が日々意思決定を行う上で、 AI化が進むからこそ税理士という存在がより身近なパートナーになれるとわたしは信じています。
だからこそ、わたしはAI化との共存を目指したいと考えています。
おわり