わが家の無法地帯と化した庭を『苔庭』へ生まれ変わらせるべく、
ココに注目
通称モスリッチプロジェクト(MRP)がいよいよ始まります。
「いったい何のこっちゃ?」と思われた方は、
ぜひ『【開業して半年】先月の振り返りと今月の目標は?』をご覧ください。
まずはいきなり行動に移す前に、
計画立案から始めるべきだという結論に至ったため、
今回は第一弾として現地調査を行ってきました。
現地調査:日当たりと湿度をチェック
苔と言ってもたくさんの種類があり、
その種類によって日当たりや湿度などの好ましい環境は異なります。
苔というと暗くじめじめした環境が好きそうだというイメージがありますが、
実際のところ多くの苔は日光が必要ですし、
乾燥している方が適している品種も少なくないのです。
したがって苔選びをする前に、
ココがポイント
まずはうちの庭がどのような環境なのかをしっかり確認しなければなりません。
うちの庭の簡単な見取り図は以下の通りです。
上図の緑色の部分のようにL字型の形状をしており、
環境の違いから①~③の3つに分類しています。
ここでは日当たりの状態を感覚的に掴もうとするよりも、
ポイント
実際にすでに庭に生えている植物の種類を突き止め、
その植物の好む環境を調べることによってその地点の環境を割り出していく
この流れの方がより正確な回答を導くことができると思いましたので、
まずは①~③の各地点にどんな何の植物が生えているのかを調査しました。
➀の地点⇒日があまり当たらず、多湿
まずは①の地点ですが、
この場所は見るからに日当たりが悪そうな場所です。
こちらで良く育っている植物がこちら。
このシダの葉っぱが苔と合いそうなので気に入っているのですが、
こちらの植物の正式名称は『トキワシノブ』のようです。
そしてこのトキワシノブの生育環境を調べてみたところ、
謎は解けた
直射日光があまり当たらない半日陰で、多湿を好むことがわかりました。
つまり➀が日が当たらない場所という認識は正しいようですね。
ちなみに➀の地点にはすでに苔も生えていました。
この苔は『ゼニゴケ』という種類で、
ワカメみたいであまり見た目が宜しくない上に繁殖力が強いことから、
ガーデニング愛好家の天敵とされているようです。
そしてこのゼニゴケも、先ほどのトキワシノブと同様に、
日の当たらない多湿の環境を好むようです。
すでに生育しているこの2つの植物から見ても、➀の地点は
- あまり日が当たらない
- 多湿
という環境で間違いなさそうです。
➁の地点⇒日当たり良好、乾燥?
続いてL字のコーナー部分にあたる➁の地点ですが、
こちらには雑草が生い茂っています。
写真でもたくさん写り込んでいる植物の正体は、
どうやら『目日芝』というイネ科の植物のようです。
しかしこの目日芝という植物は非常に生命力が強く、
耐熱、耐寒、耐乾、耐湿を兼ね備えた万能型とのこと。
どこでも育ってしまうが故、
雑草の代表的存在にまでのし上がったようです。
つまりこの目日芝があるという理由で環境を特定することは難しいですが、
とは言っても好む環境はあるはず。
より細かく調べてみると、
ココがポイント
やはり日当たりの良い場所でよく育つ植物のようです。
そう考えると、確かに➁の地点には
➀のようなトキワシノブやゼニゴケは生えていませんでした。
こういった状況から考えると、➁の地点は
- 日当たりが良い
- 割と乾燥傾向にある
ということが想定されるのではないでしょうか?
③の地点⇒半日陰、少し乾燥気味?
最後に③の地点ですが、
こちらには植木以外にはあまり多くの植物は生えていませんでした。
(ちなみ手前のレンガ部分にたくさん生えている黄緑の植物は、
先ほどのトキワシノブの赤ちゃんです。)
手前のレンガ部分にはトキワシノブが育っているのに対し、
奥の土の上にはあまり植物がないのがわかります。
実は手前のレンガ部分は一日中、日陰となっており、
これを見ても植物の育つ環境に嘘はないことがよくわかりますね。
ココがポイント
つまりトキワシノブが生えていない土の部分は、
ある程度、日が当たることが予想されます。
さて湿度についてですが、
土の様子を見ても少し乾燥気味であることが伺えます。
よく見ると、植木の真下やブロック塀の端などには濃い緑の部分があり、
すでに苔が生えていることがわかりました。
先ほどのゼニゴケとは明らかに違う形をしており、色々と苔の種類を調べた結果、
ココがダメ
わかりませんでした。
形状からしてギンゴケかと思ったのですが、
ギンゴケの特徴である白っぽさはどこにも見られず、違うようです。
ココがダメ
苔の種類がわかれば、
ドンピシャで③の環境や③に適した苔の種類が判明するだけに何とももどかしい…。
もう少し粘って調べてみたいと思いますが、
土の部分ではトキワシノブがほとんど育っていないことから考えても、③の地点は
- 1日に数時間はしっかりと日が差す
- 少し乾燥気味
であることが予想されます。
現地調査の結果に基づく仮説
今回の現地調査の結果を、
冒頭の見取り図に書き込んでいくと以下のようになります。
➀~③の地点では日照量も湿度も異なることが予想されるため、
基本的には同じ種類の苔を用いることは得策ではないことが伺えます。
したがって今回の調査結果を踏まえ、
重要ポイント
それぞれの地点の環境に合った苔を検討していくことが
次のステップになっていくかと思っています。
個人的には
- ホソバオキナゴケ
- ハイゴケ
- タマゴケ
- シノブゴケ
この辺りのいずれかを使っていきたいなと考えてはいるのですが、
しっかりと性質を調べてから見極めていきたいなと思っています。
苔の種類の検討結果については、
次回以降のプロジェクト経過報告ブログでお伝えさせて頂ければと思います。
最後に
今回は苔庭プロジェクト(MRP)の第一弾として
記事を書いてみました。
最後まで興味を持って読んでくださる人が
世の中に何人いるのかわからないような内容ですが、
ココがダメ
これは主に私自身のための企画なので良いのです。
そもそも私の事務所からの景色を、
主に自分のために改善したいという
ココはもっとダメ
私による、私のためのプロジェクトなのですから。
これが大事
でもせっかくブログに書いているのですから、
1人でも多くのモノ好きな方に読んで頂けたら光栄です。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
他の(マトモな)記事もお読み頂けたら嬉しいです。
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