本日8月20日をもって、第70回税理士試験が終了します。
受験生の皆様、試験勉強お疲れ様でした。
科目合格を目指す方はさっそく9月から試験勉強を再開される人も多いでしょうが、
それまではゆっくりと休んでくださいね。
(とは言っても仕事があるから休んでいられないかもしれませんが…。)
今年の試験で官報合格を目指している方については、
結果発表の12月までは少し勉強はお休みされる人もいらっしゃると思います。
資格試験の勉強をしているときには、
1日のうち、仕事や寝ている時間以外はずっと勉強をしている
そんなストイックな方も少なくないことでしょう。
しかし試験勉強が終わってしまうと、それまで当たり前のようにあった勉強習慣が
パタン
っと音を立てて消えてしまうことも少なくありません。(まさに私がそうでした。)
今回は社会人が(資格試験以外の)勉強をなかなか続けられない理由について
考えてみたいと思います。
社会人が勉強できていない理由
少し古い統計資料ですが、
総務省の「平成28年 社会生活基本調査」によると、
現代の社会人の平均勉強時間は1日たったの6分とのことでした。
この数字はおそらく、
- 普段から勉強する習慣が身についている人
- 全く勉強ができていない人
この2極化している社会人の実態から平均勉強時間として算出すると、
「6分」という結果に至ったということでしょう。
ここに注目
つまり全く勉強できていない社会人が大半であることが想定されます。
資格試験を目指して学習している方は置いておいて、
それ以外の社会人があまり勉強時間を持てていない理由を考えてみましょう。
時間が確保できない
まずはシンプルに勉強時間を用意できないケースが考えられます。
- 仕事が忙しい
- 家に帰っても育児やらでゆっくりしていられない
などなど、人それぞれ様々な要因があると思います。
勉強はしたいんだけど時間が取れない
という人も意外とたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
勉強以外の誘惑が多い
昔のテレビやラジオ、漫画くらいしかなかった時代とは違い、
現代では「暇つぶしにもってこいの媒体」に溢れています。
- ネットショッピング
- SNS
- YouTube
- 携帯ゲーム
こんなようなことを始めてしまうと、
1~2時間くらいあっという間に過ぎ去ってしまいます。
ベッドでこのような誘惑に負けて過ごしていると、いつの間にか
あ、そろそろ寝なきゃ
という時間になっています。(実体験)周りに勉強仲間がいない
試験勉強であれば同じ志を持った勉強仲間に囲まれて
互いに刺激を与え合える環境が整っていますが、
それ以外の日常での勉強ではそうはいきません。
周りに勉強仲間が存在しないことの方が多いでしょうから、
まさに孤独な闘いを強いられるのです。
自分一人ではモチベーションを維持することも難しく、
ついついサボりがちで、いつしかやらなくなってしまうなんてことも。
こう考えると、
受験生にとって勉強仲間に囲まれた環境というものは
モチベーションを維持するためにはとても大切なんだなと実感しますね。
勉強の目標を見出せない
モチベーションに直結する問題としては、
そもそも勉強後の自分の理想像がつかめない
という根本的な悩みもあるかと思います。
- スキルアップしたいんだけど、
それを身につけたとしてどのように活かしていけるんだろうか? - 勉強してどこへ辿り着いたらゴールなの?いつまで続けたら良いの?
こんな風に勉強をすることによる「着地点」のイメージが湧かなければ、
どうしても決心がつかないものだと思います。
身につけることですぐに実務で役立つような勉強であれば、
勉強の効果やメリットについてもイメージはしやすいのでしょうが、
実際の仕事での活用が直ちにイメージできないような学習だと、
なかなか最初の一歩が踏み出せない……
なんてことも少なくないのではないかと思います。
何を、どのように勉強していいかわからない
- 社会人として時間を有意義に使いたい
- 自分の知識やスキルを高めていきたい
このような漠然とした意欲はあるものの、
はてな
- 何を勉強すれば良いの?
- どうやって勉強すると良いの?
こういった具体的な内容や方法がかわらず、
結局行動に移せていないケースもあることでしょう。
思い立ったらすぐ行動!という積極的なタイプではなく、
事前に色々考えてから行動に移す慎重派の方にこの傾向は強いかもしれません。
コストを掛けずに手軽にやれる範囲で一歩目を踏み出してみる
そんなやり方も効果的かもしれませんね。
最後に
今回は社会人の勉強時間が少ない理由についてお話ししました。
これは私のような個人事業主も例外ではなく、
ココに注意
経営者はついついすぐに売上へ繋がるような行動を優先しがちであり、
自分の能力を底上げするための勉強時間は軽視しがちです。
私の場合には元々知識やノウハウを商品とする仕事ですので、
勉強時間の確保は死活問題と言えます。
普段の生活の中から、
勉強に充てる時間をしっかりと設けて取り組んでいかないといけない
という自分への戒めの意味も込めてお話しさせて頂きました。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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