何でもやらせて頂きます
このフレーズは一見とても謙虚で前向きな表現に聞こえますが、
必ずしも良い面ばかりではないと思っています。
独立して日が浅いうちは、
自分のやりたくない仕事や得意でない仕事でも関係なく、
手当たり次第に業務を受けてしまいがちだと思います。
そうすればとりあえず目先の仕事は確保できるかもしれませんが、
自分の方向性を見失ってしまったり、
経営者としてやるべきことが後回しになってしまいかねません。
やりたくない仕事を受けてキャパを埋めてしまう一方で、
将来やっていきたい仕事を受注するためにはどうすべきか
考える時間を無くしてしまっては元も子もありません。
当面の収入を確保することはもちろん大切なのですが、
将来の方向性を検討する時間も無くさないように注意が必要だと考えています。
将来やるつもりのない仕事は、最初から受けない
どのような業種であれ、やりたい仕事とそうでない仕事は誰にだってあると思います。
雇われの身であれば仕事を選べない場面も多いですが、
独立すればどのような仕事をするのかは自分で決めていくことになります。
一方で自分にとってはやりたくない仕事であっても、
現にそのような仕事が存在するからには少なからずニーズがあるワケですから、
「やりたくないけど仕事になるなら極めてみよう」と思うのであれば、
ノウハウを貯めるためにやってみるのも良いと思います。
(その場合には、将来の方向性も見直してみる必要があるでしょうね。)
しかし「ニーズがあろうと将来はそういう仕事をやるつもりはない」という仕事は、
たとえ空き時間があったとしても受けないようにしています。
具体的には、
- 半永久的な記帳代行のお仕事
- 明らかに値段が割に合っていないお仕事
- 海外税務や特殊な相続関連のお仕事
このような仕事については、最初からお断りするようにしています。
これは業務として客観的にどうこうという話ではなく、
私が将来やっていきたい仕事とは方向性が異なるからです。
中途半端なノウハウを蓄積しても無駄になってしまいますし、
他にやれることがたくさんあるはずです。
「ベクトルが合わない仕事」をお断りする習慣も必要
独立して1年足らずの身分で”仕事を断る”なんて話をしていると、
「なんて生意気なやつだ!」と思われてしまうかもしれませんが、
独立した今のうちから自身の方向性や理想像をしっかりと考えて、
そこから外れる仕事はできるだけ受けないように意識しています。
何も考えずに手あたり次第に仕事を受けてしまうスタンスだと、
単に忙しいからという理由だけでなく、
仕事を受けるべきかどうかを考える過程で、
自分の方向性を見つめ直す機会を失うリスクがあるからです。
「来るもの拒まず」で無作為に仕事を寄せ集めるのではなく、
きちんと意図を持った業務受注をしていくクセを、
独立したばかりの今だからこそ身につけておきたいのです。
最後に
今回は、将来の目標に照らし合わせた業務受注の重要性についてお話ししました。
私自身、まだまだ意思決定に迷うこともありますが、
自分なりに考えた上での失敗であればOKだと言い聞かせています。
(よく考えずに失敗したときにはしっかりと反省します!)
これからもブレることなく続けていければと思います。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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