皆さんこんにちは。
名古屋市昭和区の税理士、服部大です。
以前のブログ『【ご挨拶】開業5ヵ月経過時点での現在地は?』でもお話しした通り、
現在私はスキマ時間を活用し、クラウドソーシングからの業務を請け負っていますが、
先日、税理士の料金相場に関するwebページを監修するという仕事を行いました。
税理士へのニーズは人それぞれ
そのwebページとしては、税理士報酬の相場がどのくらいで、
税理士報酬を安く抑えるためにはどのようにすればいいかという内容でしたので、
税理士側の立場で内容が正しいかどうかチェックすることは
違った意味での難しさがありました。
また監修者として税理士選びのポイントについて記載することになり、
誰に対してどのようなメッセージを発信すべきなのか非常に悩みました。
「安さを追求するなら料金表だけ見て依頼すればいいけど、
税理士業界でも安かろう悪かろうという事務所はあるだろうし…。」
そんなことを考えているうちに、そもそも一口に‟税理士に依頼する”と言っても、
依頼者の優先事項は人によって違うことに気づきました。
税理士事務所側としても、事務所ごとに方向性の違いはあります。
・低コスト化を実現し、とにかく安さを訴求する事務所
・専門分野を絞り、他の事務所よりも深い知識で高品質化を図る事務所
・既存の税理士業務にとらわれないサービスを展開する事務所
など顧客のニーズの多様性に合わせて税理士事務所の特徴も分かれているため、
税理士選びで失敗しないポイントとしては、
『あなたが税理士へ期待すること』と『税理士事務所の特徴』
がマッチしていること
という結論に達しました。
そのためにはまずは依頼者ご自身が、
税理士に依頼するときの優先事項をしっかりと考えておく必要があると思います。
安さを追求するのか、多少高くなってもきめ細かいサービスを求めるのか、
それはどちらかが正解というものではありません。
どんなことを税理士にしてほしいのか
まずはこの部分をハッキリさせることが重要だと思います。
ひとり税理士の本音トーク
個人的に思うことは、
➀相談や提案などは一切排除し、低価格化した申告代行サービス
➁毎月しっかりと打合せを行い、
顧客の業績に応じたきめ細かい提案を行ういわゆる顧問契約サービス
の2つであれば、コストだけ見れば➀に軍配が上がるものの、
コストパフォーマンスで考えれば➁の方がお得になるケースが多いのではないか
と私は思っています。
というのも、ちゃんとした税理士であればいくつかの節税提案は持っていますし、
事務作業の簡略化やその他の経営に関する相談にも対応できる税理士もいることでしょう。
単発で効果が生ずるものもありますが、
・事務負担の削減へ繋がる
・節税効果が毎年期待できる
このような毎年継続的に発揮される効果があれば、
①との価格差など簡単に挽回できるほどのメリットをもたらすことも充分あり得る
と思います。
したがってある程度まとまった利益が計上され、納税額も多い事業者や、
事務負担が重くて何とか改善したい事業者など、
会計や税務に関する悩みが多い方は
きめ細かいサービスを行ってくれる税理士を探した方が
得策ではないかと思います。
悩みを抱えているのに税理士費用も払いたくない、という想いが前に出過ぎることで、
せっかく改善できることがたくさんあるのに、ずーっと問題点として残ったまま
なんてことになりかねません。
この辺りも含めてご自身のニーズをハッキリさせることが重要だと思います。
最後に
今日は税理士選びのポイントについて私なりの考えをまとめてみました。
税理士というのは事務所それぞれでやり方も違いますし、
使用する会計ソフトも違っている可能性が高いです。
そのような面もあり、税理士というのは一度契約すると、
他の税理士へ変更するということがとても面倒になります。
なのでできるだけ自分に合った税理士を見つけるためにも、
まずはご自身のニーズを整理してみてください。
それでは本日もお読み頂きありがとうございました。
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